小日向でお茶を

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¥1,650
  • 電子書籍

小日向でお茶を

  • 著者名:中島京子
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 主婦の友社(書籍)(2023/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784074543915

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内容説明

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人気直木賞作家、中島京子初の普段の生活や暮らしを語ったエッセイ本。50代を軽やかに味わいながら生きる作家の素顔がここに。

人気直木賞作家 中島京子初・グルメ、旅、自身の身の回りや体調の変化などについて、
ユーモラスに語ったエッセイ集。
雑誌「ゆうゆう」に5年にわたり、2018年から連載された「羊のところへはもどれない」に加筆し、
時系列に1冊にまとめた。

執筆活動を続けるなか、著者自身が、50代になって変化した体調、かわらぬ旅やグルメへの好奇心、
コロナ禍で変わった自宅での過ごし方、親との関係性など、
小説では味わえない、作家の素顔が垣間見える本に。
中島ファンだけでなく、ゆらぎやすい40代以上の読者のこころを軽くしてくれる本。

タイトルの「小日向(こひなた)」は、この連載中に、著者が住んでいた自宅があった文京区の地名。
体やこころに不調があったとしても、「小さくとも、日向の明るいほうを向いて」生きるきっかけをくれる。

帯は、著者とかねてより親交のある俳優の室井滋さん。コメントはこちら。
「``直木賞作家の毎日ってどんな?``なんて興味津々でページを捲れば、京子さんの美味しん坊生活に仰天! 
世界中の絶品グルメが登場する。おまけにそれ故の体調管理にも余念がない。プラティス、鍼、筋膜リリースまで、
『どんだけやるのぉ!?』と叫んでしまった。何事に対しても手を抜く人ではないらしい。
転んでも何度でも起きあがる。素晴らしい。

現役のおばさんも、未来のおばさんも皆が学べるエッセイ集。
小説のベースとなった家族秘話、若かりし頃のハプニング、御主人との甘い生活もチラチラ見え隠れする。

とってもホットな京子さんの本書は、かならず食後にお読みくださいませ!」。


中島京子(ナカジマキョウコ):1964 年東京都出身。東京女子大学文理学部史学科卒。出版社勤務、フリーライターを経て渡米。帰国後の2003 年『FUTON』(講談社)でデビュー。2010 年『小さいおうち』(文藝春秋)で第143 回直木賞を受賞。2014 年『妻が椎茸だったころ』(講談社)で第42 回泉鏡花文学賞を受賞。2015 年『かたづの!』(集英社)で第3回河合隼雄物語賞、第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞、第28 回柴田錬三郎賞を受賞。同年『長いお別れ』(文藝春秋)で第10回中央公論文芸賞、さらに翌2016 年、同作品で第5回日本医療小説大賞を受賞。2020 年『夢見る帝国図書館』(文藝春秋)で第30 回紫式部文学賞を受賞。2022 年『ムーンライト・イン』(KADOKAWA)、『やさしい猫』(中央公論新社)で第72 回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。同年『やさしい猫』で第56 回吉川英治文学賞を受賞。その他、著作多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

234
雑誌「ゆうゆう」に連載中のエッセイ集(2018年10月~2022年9月)。作者が文京区小日向に2010年から2022年まで住んでいた思い出としてだけのタイトルらしい。本文には全く出てきません。ちょうどコロナ前後にあたるので、前半は旅する小説家的に、海外含めた旅先ネタが多く、後半はコロナによる行動制限絡みネタになっていきます。台湾好き、新大阪駅でのルーティン、ピラティスはまりなど、共感できる話題が豊富です。ちなみにオススメ台湾文学は呉明益著「歩道橋の魔術師」とのことです。2023/07/08

starbro

214
中島 京子は、新作中心に読んでいる作家です。 著者のエッセイは初読ですが、ほぼ同い年なので、色々と共感出来ます。頁の合間のイラストもGOODでした。 https://books.shufunotomo.co.jp/book/b10030095.html2023/06/15

いたろう

80
雑誌「ゆうゆう」連載からの、中島京子さんの初エッセイ集。2018年から2022年まで。最初のうちは、旅先の話などが多く書かれていたが、だんだんコロナ禍の閉塞的な生活の話が多くなっていくのは、仕方がないことか。それでも、食べ物の話、50代後半になっての身体の衰えの話なども通じて、中島さんの人となりが見えて来るのがいい。貫一とお宮が最終的にどうなるのかが気になって、「金色夜叉」前編・中編・後編、「続金色夜叉」、「続続金色夜叉」、「新続金色夜叉」と読み進んだ末に、作者逝去で未完と知った驚き!という箇所に大笑い。2023/06/04

Ikutan

79
中島京子さんのエッセイは初めて。前半はbeforeコロナなので、海外での旅のお話が中心ですが、後半はコロナ禍の日々の暮らしのあれこれと身近な話題がメイン。で中島さん、かなり食いしん坊なんですね。全体的には食にまつわる話題が多くて、これは、お腹のすいちゃうエッセイですね。『亡命ロシア料理』という本の「帰れ、鶏肉へ!」は美味しそうなので、作ってみようと思ったよ。やっぱり、同世代なので健康にかんする内容は共感できるところ多し。『MONOPOLY』懐かしい~。一時、はまっていたけれど、確かに変なゲームだったなぁ。2023/05/31

pohcho

70
日本を含む世界各地への旅行、食べもの、教養と文化、体への向き合い方など、内容が興味のあることばかりでとてもとても楽しく読んだ。後半はコロナ禍になるが、日本と中国の間でマスクを贈る際に漢詩や俳句が書かれていたという話は全然知らなかった。素敵。手縫いのマスクの話も今ではちょっと懐かしい。それから自分よりも少し年上の中島さんが、体のメンテナンスをいろいろとされているのも興味津々。私も早速放置していたフォームローラーを出してみた。おいしいものもいっぱいで、プゴクスープ、亡命ロシア料理は是非自分で作りたいと思う。2023/04/25

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