河出新書<br> 『歎異抄』入門 無宗教からひもとく

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河出新書
『歎異抄』入門 無宗教からひもとく

  • 著者名:阿満利麿【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 河出書房新社(2023/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309631608

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内容説明

底知れない不安、絶望。その苦しみを煩悩の身のままで乗り越えていく手掛かりが、ここにある。常識では理解し得ない、逆説に満ちた親鸞の教えの本質を、無宗教の視点からひも解いていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

なお

40
先祖の供養をするだけの無宗教の私が『歎異抄』を教えて頂いた。法然が生み出し親鸞が発展させた「本願念仏」は、念仏を称えるだけで誰もが救済されるという。中世の人々は飢饉や疫病の中でなりふり構わず生きねばならず、罪の意識を持つ者が多かった。そういう人程、阿弥陀仏は救って下さるという。「本願念仏」は道徳を超越した教えで、道徳的な誤りにその都度心を改めよと言うのではなく、たとえ間違いをしても阿弥陀仏の誓願を信じて念仏を称えよという。無条件の阿弥陀仏の慈悲が、心からの救いを求める人の心を明るく照らしたのだろうと思う。2024/04/22

大先生

12
素晴らしい解説でした。煩悩具足の凡夫(=我々のこと)が、火宅無常の世界で、一切が空言であり虚言で真実がないという事実を如何にして引き受けて生きていくか?法然、親鸞の答えは「ただ念仏だけが真実でおわす」と。本願念仏。念仏は①死者供養のためでない、②滅罪のためでもない、③攘災招福のためでもない。念仏は阿弥陀仏の力で「自分」が浄土に生まれて仏になるためのもの。念仏しただけでは「他人」を救えないわけです。他人を救いたいなら念仏によって自らが仏になって救うしかない。親鸞も両親のために念仏したことは一度もないわけです2026/06/02

みじんこ

3
法蔵菩薩から始まる阿弥陀仏の物語と法然の解釈、歎異抄まで大まかな勉強になった。「人の自由意思がその人のあり方を決めているわけではない」の部分は親鸞の提示した例えは上手いと思った。「念仏といえば死者の鎮魂慰霊」というイメージは最初に語られた「先祖教」の話と合わせて自分も持っており、人生の中で一つの風景となっていたがそうではないことも理解できた。「親鸞は弟子一人ももたず」の意味を知り、ゆえにカリスマは存在しえないという点、筋が通っていて納得。確かに死後が「無」というのは味気なく、また確たる根拠はないと思える。2025/01/02

RS

1
約800年前に作られた世界観が今の時代にどう当てはまるのか。今を生きるための心を落ち着かせるヒントをもらうことにあり人によってはそれが念仏なのかなと。2023/06/03

ゆどうふさん

0
親鸞・法然論に定評のある作者の歎異抄解説本。

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