竹書房文庫<br> 終末の訪問者

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竹書房文庫
終末の訪問者

  • 著者名:ポール・トレンブレイ【著】/入間眞【翻訳】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 竹書房(2023/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801935068

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内容説明

「シックス・センス」「オールド」のM.ナイト・シャマラン監督が映画化!
4月7(金)全国公開!
「ノック 終末の訪問者」原作小説!

世界が終わるとしたら――

家族の犠牲か、世界の終焉か。
あなたならどちらを選びますか?

家族の命は、世界よりも重いのか。
家族愛と恐怖の終末スリラー

ブラム・ストーカー賞/ローカス賞 受賞!
スティーヴン・キング絶賛の
全米ベストセラー小説、待望の邦訳版

 スティーヴン・キング絶賛!
「示唆に富み、恐怖が鎖のように張りつめる。
トレンブレイの自己ベスト作品。とてもすばらしい」――スティーヴン・キング
「トリップワイヤーがぴんと張りつめたホラー・スリラー」パブリッシャーズ・ウィークリー
「読んだら最後、けっして頭から離れない」――NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)

〈あらすじ〉
七歳のウェンと両親のエリックとアンドリューは、ニュー・ハンプシャー州北部の人里離れたキャビンで夏の休暇をすごしている。ある日、ウェンがキャビンの庭で遊んでいると、突然、見知らぬ巨体の男が訪ねてくる。男の温かい笑顔にウェンはすぐに魅了されてしまう。ふたりが遊んでいると、さらに女ふたりと男ひとりがやってくる――奇妙でまがまがしい道具を手に。ウェンはうろたえ、帰ろうとすると男にこう告げられる――「これから起こることは、何ひとつきみのせいじゃない。きみは悪いことを何もしていない。けれど、きみたち家族はある厳しい決断を下さなきゃならない。この世界を救うには、きみたちの助けが必要なんだ」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

69
「世界の終末を阻止するために家族の1人を殺さねばならない。殺さなければ、家族3人は生き残るが70億人以上の人類は全滅する」いきなりこんなことを言われたらどうするだろう。ゲイの夫婦アンドリューとエリックに養女のウェンが休暇中に突然やってきた4人組から突きつけられた言葉。なぜ自分たちが?どうする?ありえないとわかってはいるが読み進めるうちに恐怖、目を背けたくなるサバイバル。映画化されたが映像はどのぐらい怖いのか、気になる。【2018年ブラム・ストーカー賞長編部門】【2019年度ローカス賞ホラー長編部門】受賞2023/04/11

pohcho

50
ゲイのカップルと中国人の養女。三人家族が湖畔の山小屋で夏の休暇を過ごしていたら、奇妙な道具を持った四人の訪問者が現れる。世界を救うために家族のうち一人の犠牲が必要と告げられる三人(サンデル教授の哲学の講義みたい・・) そんな話を素直に信じられるわけもないのだが、そうこうしている間に訪問者の一人が殺されて・・。究極の選択を迫られた家族を描いたサスペンス。すごい緊迫感で話が進み、途中まではよかったけど、最後はちょっとよくわからなかった。映画の方が面白そうかも。いつか見てみたい。2023/07/19

Kouro-hou

24
とある男の同性カップルが養女を迎えてバカンスに行こうと、人里離れて電波の通じないコテージを借りたら謎の4人組が襲来。この世は今が終末で、一家がある選択をしないと人類が滅びるとか言ってます。人気の観光地の方が良かったのにと言っても後の祭り。彼ら4人がおかしいのか、それとも本当に終末が訪れようとしているのか? そういや4人組は黙示録の四騎士みたいなシャツ着てね? でも見覚えもあるような?? と若干出足がピークな気がしつつも読者を煙に撒き続けます。今度シャマランが結末変えて映画化するそうで、ちょっと楽しみです。2023/04/02

あきひと

8
米国の小説で終末期?の丸一日を過ごす一家族3人と訪問者4人の話。訪問者は家族に要求を出して人類を救うための説得をするのですが、信じる信じないの話になって上手くいかないし、犠牲者が出て徐々に人が減っていくホラー仕立てです。逐一そのやり取りが描かれていて、行ったり来たりで、結論の出ない会議室に居るようです。結末まで読んでも、読者によってその後の展開が異なるようになってます。文章で説明するのも読むのも骨が折れるので映画向きと思ったら、あとがきで今年の2月に封切りされ、いきなり収入1位だったとのことで驚きでした。2023/06/04

しゅー

7
★★シャマラン監督が好きだけど『ノック』は見のがしてしまった。ならば、せめて原作をと本書を手に取る。昔から、人里離れた一軒家を無法者が訪れて、そこに住む家族の安全を脅かすというパターンのサスペンスがある。本書は、そのテンプレを忠実になぞりながらSFの終末ものの雰囲気もあわせ持つ。様々なモチーフが「黙示録」を指し示すが「身近な人間の命と残り全ての人類の命のどちらを選ぶか」という難問を突き付けられた主人公たちの理不尽な状況から、私は旧約聖書の数々のエピソードを連想した。理屈じゃなくて感情に訴えかけてくる物語。2023/05/07

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