内容説明
ヒューマンエラー(人為的ミス)を研究する著者が、テストや勉強に悩む学生に向けて「間違いを防ぐ方法」を具体的に教える書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
39
新刊コーナーから。私自身が読解力が弱く、いつも聞き直したり絵にかき起こしたりしているので興味深く読みました。大学受験の人たちにはぴったりな本だと思います。…小学生用に要約してあげようかなあ。2023/05/09
Yuma Usui
18
フェイル・ファースト。テストで良い点を取るには早くミスをする事が大切で、間違いを繰り返す中で理解を深める方法について教えてくれる。学生時代に自然と行っていた事や、なるほどと思わされる事もあり興味深く読めた。物事を表現するのに必要な言葉の量を「コロモゴロフ複雑性」と言うのは知らなかったので勉強になった。また、「おわりに」の章で『勉強の本質は「飢え」であり、勉強はハングリー精神が基本であって他人から詰め込まれるのは本質的には勉強とはいえない』との指摘が有り、心に留めておきたい。2023/06/10
きっちんきりん
6
装丁やタイトルからハウツー本と判断して読む人多数だと思うのですが、アカデミックな著者の勉学についての含蓄あるエッセイなので、方法論としてはなかなか活用できる気がしません。(タイトルが合っていない…。)内容はとても面白いし読みやすいので、さくさくと最後まで読みました。 自分が理系のエッセンスがないので、こういうロジカルな文章に触れるのが好きです。(森博嗣先生のような) ほかの著書も読んでみたい。2024/12/09
家主
5
52C タイトルと内容が途中から合っていないような気がしてくる本。後半は、テストとかミスとかとはだんだん離れた内容に。でも本当に著者が言いたい内容は、後半なのかも?という感じで、読み終わったあとに、自分は何の本を読んだんだ?という気持ちになってしまった。おもしろいのは後半。でも、タイトルを見て期待した内容が書いてあったのは前半。2023/10/22
Eri
4
タイトルと内容が合っていないような……? YAコーナーに置いてあったので、この本を読みたい(であろう)人は第2章『テストでのミスを防ぐ』が知りたいのではないかなぁ。 具体例が多くて、なんだか散漫になっているし、参考文献が載っていないのにもビックリ。2024/05/18