JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書

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JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書

  • 著者名:新貝康司【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2023/03発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822250942

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内容説明

サントリー、日本郵政など海外での大型企業買収が加速している。世界市場でシェアを確保できるかどうかが、企業の生死を決める。M&Aは買収後が勝負。買収後の統合作業が頓挫すれば、成功はおぼつかない。
 「海外M&Aのことなら、この人に聞け」と言われるのが、JT副社長の著者だ。M&Aの担当者はJTの門を叩き、巨額M&Aを成功させた辣腕CFOに、どうやって経営統合するか、教えを請う。
 JTの今日のポジションは、日本企業では珍しい二度にわたる1兆円規模の海外企業の買収によって築かれた。1998年、RJRナビスコから米国市場以外のたばこ事業を統括するRJRIを9420億円で買収、
2006年には英国のタバコ企業ギャラハーを2兆2500億円で買収した。
 JTは大型M&Aで自身の組織や意識を変えながら、経営統合でも最大の効果を発揮している。2014年12月期の連結売上収益が2兆4300億円、調整後営業利益は6600億円。
このうち売上収益の55%、調整後営業利益の3分の2を海外事業が占めている。
 日本と中国市場を除く世界市場をジュネーブに本拠をおくJTインターナショナルが担当している。「良い子(電電公社)、悪い子(国鉄)、普通の子(専売公社)」と言われた時代から、
たばこの世界シェア3位メーカーに大きく飛躍したJTの事業戦略を立役者の1人がはじめて明らかにした。

目次

第1部 世界で戦う―M&A戦記(JTの海外たばこ事業;適切なガバナンスを前提とした任せる経営;JTインターナショナルの経営;なぜM&Aを選択したのか;進化するM&A;ギャラハー買収)
第2部 新CFO論(門外漢がCFOになるまで;CFOのミッションとは何か;CFOはチェンジリーダーである)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

65
財務の専門用語がびっしりで中身は全然分からんかった 。ただ買収の総括として相手に対する「関心・敬意・信頼・誠実・謙虚」が必要らしい。これだけだと小学生の「いやいや感想文」と変わらんな。東芝(のウエスチングハウス)や日本郵政(のトール)とどう違うのか知りたかったが、残念ながら明暗を分けた理由は分からんかった。誰か三者の比較をした分かりやすい本を書いてほしい。2017/05/01

読書ニスタ

35
M&A 強者のJT、その進化の渦中にいた著者 新貝氏の、M&A 教本とも言える一冊。京大電子工学から、畑違いの財務部構築へ邁進する戦いの一冊。出遅れる日本のM&A、著者は財務部門の目的、人材の確保と開発、各部署との連携、そして実際に行われる買収を行ってきた。元々、JTの企業文化にM&Aがあったわけではない。かつグローバルに戦える組織にした手腕はすごい。日本国内は成熟し、海外に道を模索せざる得ない以上、学ぶことは多い。 英語(だけじゃないけど)と財務か、面白そう。2019/09/16

kakoboo

15
最近M&Aに携わったり経理畑が長いので読んでみました。元気・高いスキル・部門横断は日々痛感するところ。社内の経理スキルが弱いためいかに育てていくかへのいいヒントがあったと思います。いろいろなことを地に足ついてやっているんだろうなと思いながらも結局は会話と対話、どこまで相互理解を深めていけるか、といった土台のところが大事だと感じました。少し気になったのはRJRIの買収時に投資家からの強い圧力を受けていてLBOした云々書いていましたが、今のJTは高い配当性向で成長投資への原資を確保できているのでしょうか。。。2020/09/12

とみやん📖

9
年末の駆け込み読書で何とか読みかけ本を読了した。 RJRナビスコの買収騒動には関心があったので、その後にJTが子会社RJRIを買収したことや、タバコ世界大手のギャラハーをも買収したことはとても関心があった。その立役者がJT元CFO新貝康司氏。新貝氏のオンライン連載をまとめた本。 名著と言われるだけあって、心に残る言葉に沢山出会える。国内市場が縮小するなかで、海外に活路を見いだし、世界的な企業として成長するには避けて通れないことが紹介されている。 それにしても、この方の前向きでタフなエネルギーが凄い。2023/12/30

もりの

9
JTの投資検討のためと思い図書館で借りたが、どちらかと言うとM&AやCFOのあり方、JTの歴史的なことがメインになっていたため、わたしにはあまり参考にならなかった。色んな会社を買収して大きくなってきたということは分かった。2020/11/10

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