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内容説明
物語管理官の少女は「王子」と呼ばれる少年とともに、物語の世界を救うために立ち上がった――。 読者から募集した物語をカンザキイオリが楽曲にし花譜が歌う『それを世界と言うんだね』。この度『死にたがりの君に贈る物語』などの綾崎隼がノベライズ化し、白身魚(堀口悠紀子)の装画・挿絵で刊行!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
12
記憶を失った状態で目覚めた少女は、王子と呼ばれる少年と共に、物語の世界で不幸になった誰かを救う活動を始めることに。 ファンタジー要素も楽しめましたし、物語の持つ力を改めて思い知らされる、素敵な1冊でした。 中盤までは、不幸な登場人物をどのように救うのか、という面白さがありながら、第二部、第三部と進むにつれ、読者の想像を鮮やかに越えてくる急展開はさすがでした。 それが恋だとしても、友情だとしても、敬愛だとしても、誰かが誰かを想う心は美しくて、その美しさが存分に伝わってくる文章も大好きです。2023/03/29
かん
5
2人の正体はまったく予想できなかった。まさかそんな展開とは。綾崎さんの新境地ってかんじだな、2023/03/22
リラッママ0523
3
小学校では1年から3年まで毎年みっちり昔話を習う。昔話がたくさん登場するこの本を読んで、懐かしい友達に再開したような気持ちになって、本の世界そのものに愛着を感じてくれると嬉しい。国語が好きな子にはたまらない本です。2023/07/02
かば
1
記憶を失っていた少女が、物語の中で不幸になったものだけがたどり着ける物語管理局で出会った王子。彼と一緒に物語の世界に飛び込んで、不幸になったキャラクターたちを救うために様々な世界を旅する展開で、思いもかけない方法で登場人物たちを救ってみせる中、明らかにされてゆく主人公や王子の正体。最後は温かい気持ちに満たされた。2023/07/13