平凡社新書<br> 政治家の酒癖 - 世界を動かしてきた酒飲みたち

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平凡社新書
政治家の酒癖 - 世界を動かしてきた酒飲みたち

  • 著者名:栗下直也
  • 価格 ¥871(本体¥792)
  • 平凡社(2023/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582860252

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内容説明

田中角栄、宮澤喜一ら日本人政治家のほか、ピョートル大帝、ニクソンなど歴史を支えた政治家たちはいかに酒と向き合ってきたのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

51
【酒を飲むか飲まないかに、正解はない】トランプやプーチンは酒を飲まないなど、政界と酒との関わりを綴る新書。不満を一つ。周知の黒田清隆の酒乱より、中川昭一元財務大臣の酩酊記述が欲しかった。<私たちは、政治家に期待しすぎずに、文句を言わずにやれることをやるしかない。酔っ払いは慣れているではないか。泥酔して、友達が嘔吐したら、黙って掃除することを。ましてや、自分自身で吐瀉物まみれにしてしまった服は自分で洗うしかない。政治を完全に誰かに任せるのは、友人や自分が吐瀉物まみれになっても放っておくのと同じ>には、同意。2024/08/03

くさてる

25
タイトル通り、古今東西の政治家のさまざまな酒癖がエピソードを中心に語られていて面白かった。固すぎず、柔らかすぎず、政治家を対象にしつつも、政治思想の話は中心にはなく、あくまで「酒癖」という視点からの語りだったのが良かったです。2023/07/19

Inzaghico (Etsuko Oshita)

13
酒を世界が滅ぼしそうになった事例がポロポロ。酒飲み大国ロシアでは、今は酒を飲まないプーチンが世界を滅ぼそうとしているが、なんなのか。スターリンの「俺の酒が飲めないのか」はほんとに怖い。断らなくても断っても命に係わる。ただし因果は巡る。酒が一因であろう末期は情けないものだった。アメリカの大統領も「酒は飲んでも飲まれるな」というスローガンを教えたい面々が多かった。だから最近の大統領は飲まない人が多いんだろうか。トランプはまったく飲まないという(飲まないであれか……)。2023/04/17

anken99

11
古今東西、世界と日本の歴史を彩ってきた著名な政治家たちのちょっと知られざるエピソード。そう、酒に関するエピソード集。それにしてもまあみんな酒が好きだこと。酒が好きで強いのであればまだしも、べろべろに酔っぱらってご乱行を連発するような偉人たちの姿に、どこか共感を覚えてしまう。ただ、酒豪ばかりではなく、酒で失敗している人も多く、そのあたりはよき教訓とさせていただきたい。それにしてもトランプがコーラで乾杯しているというのは意外でした。2024/10/24

西澤 隆

10
図書館で電子書籍だったこともあり本の体裁には気づかず随分と古い本のような手触りで読み始めたが、実はかなり新しい本。伊藤博文からはじまり黒岩涙香の「弊風一斑畜妾の実例」にでも出てきそうな荒唐無稽な酒乱話が繰り返される。ホントかよ、そんなことでいろんなことが決まっているのかよとあきれながら読み進めるも、最後の「しらふの政治家のエピソード」の締めは衝撃的。そしてそこで「最近書かれた本か」と気づくことになった。宮沢喜一の節で「最近では~」と綴り我に返って「最近などではない」というあたりは「オヤジの共感」も(笑)。2024/04/29

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