内容説明
今も残るカセットテープと時代の記録集!
カセットテープは、音楽聴取の「革命」であり、何よりも超個人的な「人生」の記録メディアだった!
昨今、再びブームだとも言われているメディア、カセットテープ。
サブスク全盛でスマートフォンで誰もが簡単に音楽録音/聴取ができる現代とは違い、1960年代に登場し初めて大衆にプライベートな録音/編集の愉しみを普及させたカセットテープというメディアは、革命的だった。
その登場から数十年、もし今も捨てられず、手元に残っているプライベートなカセットテープがあるのならば、そこに込められているのは一体いかなる録音であり、いかなる時代なのか?
かつて(今なお?)カセットテープに親しんだ各界の人々の手元に残る秘蔵カセットをここに公開!
そして、その音源と作られた時代の情景を探る超刺激的インタビュー集!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
32
こういうタイトルの本だから、まずはミュージシャンから始まると思うでしょ、ところがこの本は違うの。最初に登場するのが広島カープの鉄人、衣笠祥雄さん、そして絲山秋子さん、佐野史郎さん、清水ミチコさん、それぞれに面白いカセットテープの思い出を話してくれるんです。もちろんミュージシャンも大勢登場しますけど、みんなカセットのお世話になってたことがよーくわかります。そして、衣笠さんがモータウン好きだったとか、長与千種がディスコ好きだったとか、普通のインタビューでは聞けないような話がたくさんあって面白い!2023/06/22
阿部義彦
16
カセットテープとの思い出について、湯浅学さんがインタビューしたものです。私も高校は放送部でしたので、オープンリールで録音してたし、ウォークマンが出た当時、大学受験で東京行きの特急(まだ新幹線は無かった)で聴きながら上京しました。私好みな人は、鈴木慶一、山本精一、Phew、都築響一、坪内祐三、亀和田武、みうらじゅん、ECD、根本敬なんかですね。ビートルズの赤盤は60分テープに丁度綺麗に収まったなどとトリビアな事を私も思い出しました。テープがビロビロにわちゃるのをワカメになるといってましたが私らだけかなあ?。2023/03/30
なる
12
幻の名盤解放同盟つながりで湯浅学の本義ともいえる音楽ライターとしての力が遺憾なく発揮された本。著名人の大事にしているカセットテープを皮切りに、当時のエピソードなども交えてインタビューする。スポーツ選手に小説家、音楽家や俳優など多岐に渡る。彼らが青春時代に作っていたオリジナルのテープ(既存の曲を編集したものだったり、下積み時代の練習や未発表曲だったり)はどれもその時代にしか生まれ得なかったキラメキに溢れている。ルーツを晒す絲山秋子、坪内祐三、猫ひろし、曽我部恵一らと個性が爆発する石野卓球や横山剣・・・2024/08/07
スプリント
10
各界の著名人へカセットテープへの思い出をインタビューした本です。フロッピーディスクとともに若い人にはわからないメディアになりつつありますね。2023/04/30
カーンズ
7
著名人のカセットテープへの思いをインタビューでまとめた一冊。カセットっは世間ではレコードに次ぐ媒体、コンパクトで比較的安価で音楽普及に莫大な貢献をしてくれていた。オリジナルプレイリストの先駆けですね。indexを手書きで作ったのも懐かしい。カセットテープ、かなりもってたけど捨てたな~。 2024/01/16
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