内容説明
音楽が心身へ及ぼす良い効果については、これまで多くの報告がされてきました。一例を挙げれば、脈拍・血圧の安定、ストレスからの解放、不安・緊張の緩和、うつの改善、記憶力・集中力の向上、マインドフルネス効果……等々。なかでもクラシック、とくにモーツァルトについては、フランスの医師であったアルフレッド・トマティス博士が50年の臨床経験で「モーツァルトの曲、とくにヴァイオリン協奏曲は人間の体を癒やすのに最も効果があった」と言っています。音楽がどのように心身の不調や病気に役立つのか? どうして免疫力が高まるのか? なぜモーツァルトがいいのか? いつ・どんなふうに聴けば効果的なのか? 本書では、医師の傍ら、音楽大学客員教授を務めるほどクラシックに造詣の深い著者が、自らの多忙な実生活においてスキマ時間に取り入れてきた、クラシックで心と体を健やかに保つコツを伝授。具体的な聴き方や、おすすめの曲も紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨハネス
4
免疫抑制剤を使っているので、免疫力を上げるようなことをして良いのかわからず読んでみたらきちんと解説があった。病原体が入った時に得られる「獲得免疫」のうち、免疫反応を調整する「Th1細胞」が多すぎると自己免疫疾患になりやすく「Th2細胞」が多すぎるとアレルギーになりやすい。そのバランスが大事。といってもねえ。自己免疫疾患でもあり、花粉症のアレルギーも軽いけどある。ただ、獲得免疫ではなく日頃の「自然免疫」を鍛えておくなら良いこと。モーツァルト以外の曲も紹介しているけど中にはマニアックな作曲家がいて驚いた。2021/02/09
Go Extreme
1
音楽は人を救う クラシック音楽はなぜ心と空に良いのか:脳への刺激 自律神経の乱れ→免疫力↓ 心地よい音楽→大脳辺縁系刺激→幸せホルモン↑ 偏桃体→人間力 マインド・ワンダリング ストレス解消・栄養・睡眠・クラシック音楽 なぜモーツァルトなのか:節度 テンポ・強弱少ない・長調・パーカッション少ない・和声展開が明るい・音響的に良い・パターンで認識 いつ・どう聴くか:いつでも好きな曲 ながら聴き こだわえるべきは音量 自分の気持ちに合わせる 運動・快食・快眠・快便とマインドフルネス 音楽と人生:今が大事2021/02/24
-
- 電子書籍
- 【デジタル限定】三田悠貴 デジタルPH…
-
- 和書
- 怨鬼の剣 ハルキ文庫