集英社新書<br> 日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す

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集英社新書
日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す

  • 著者名:橋爪大三郎【著】
  • 価格 ¥1,276(本体¥1,160)
  • 集英社(2023/03発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087212570

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内容説明

統一教会、日本会議…
宗教社会学の第一人者がタガの外れた政教癒着を警告

日本人は、宗教の訓練が足りない

◆内容紹介◆
カルトが日本を、蝕んでいる。
安倍晋三元首相暗殺を機に、統一教会が自民党に喰いこんでいた実態が明らかになった。
だが、病巣はもっと深い。
統一教会以外の宗教勢力も自民党に隠然と影響を与えている。
なぜこんなことになってしまったのか?
原点に立ち戻り、政治と宗教の関係を考え直す必要がある。
政府職員も市民もカルトの正体を見抜く基礎知識を身につけよう。
そして政教分離の原則を改めて体得しよう。
本書は宗教社会学の第一人者がカルト宗教の危険性を説き、民主主義と宗教のあるべき関係について、基本から明快に解説する。

◆識者の評◆
オウム事件や統一教会問題を経験した日本でもっとも必要な知識がここにある。
――有田芳生氏(ジャーナリスト/『改訂新版 統一教会とは何か』著者)

当代随一の泰斗が、
その尋常ならざる「読む力」と「書く力」の双方を注ぎ込んだ本書は、
今後「政治と宗教」の議論に参加する人々にとっての、
ひとつの確かな羅針盤になるに違いない。
――菅野完氏(著述家/『日本会議の研究』著者)

◆目次◆
序 カルト原論
第1部 生長の家から日本会議へ
第2部 統一教会と自由民主党
結 政教分離と民主主義

◆こんな疑問にも答えます◆
Q カルトは、ふつうの宗教とどう違いますか?
Q 仏教にも出家があって、俗世間と離れます。これはカルトではない?
Q カルトはもともとよくない意味なのですか?
Q カルトが、カルトでなくなることもありますか?
Q 仏教も、カルトになるのですか?
Q 神道は、カルトになりますか?
Q 政教分離とは、どういうことなのですか?
などなど

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

亀山正喜

5
テーマがタイムリー過ぎる。と思って読むと橋爪先生が、2022年春、安倍首相銃撃事件の直後、使命感を感じて書き始め、秋にはまとめた本とのこと。内容もさることながら自分使命を全うする先生の生き方に感服。この内容を出版する集英社新書への信頼が高まった。2023/07/22

Tom

5
現政権与党・自民党をとりまく宗教団体、日本会議、統一教会、創価学会について、先行研究を参考文献に、それぞれの宗教と自民党の関係をまとめあげている。やっぱり日本会議のヤバさは頭一つ抜けてる。自民党への影響力、そしてその厄介な情熱は特筆すべきものがある。結論としては、自民党はこれらの宗教団体と手を切るべき。無理だろうなあ。底が抜けてしまった日本社会はもうどうしようもない。リベラル陣営の不甲斐なさについて、誰か研究してないかなあ。2023/03/26

ナリボー

3
9/10 いつもながら明快な語り口で、本質的な問題点が簡潔かつ丁寧に分析されていてわかりやすかった。2023/06/02

てっちゃん

3
日本の政教分離について、色々と考えさせてくれる良著。それにしても、日本会議と統一教会の実体については、もっとマスコミが取り上げてもいいと思った。2023/03/31

やこ

2
自民党と統一教会についてはジャニーズ問題で作為的に報道が減り追及もされなくなったように思える。今年初めに刊行されたまだまだ鮮度の高い本。私達30ー40代にとってはオウム以外のカルトの知識が薄く、学生運動の政治活動も疎いので知らないと。火傷しそう。2023/10/15

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