富士見ファンタジア文庫<br> 居残りすずめの縁結び あやかしたちの想い遺し、すずめの少女とお片付け

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富士見ファンタジア文庫
居残りすずめの縁結び あやかしたちの想い遺し、すずめの少女とお片付け

  • ISBN:9784040749259

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内容説明

強い想いを抱く動物霊は、ハザマと呼ばれる存在となり現世に留まる。帰省先で幼い頃に保護した雀のハザマ――チュンと再会した悠護は、彼女の想い遺しを片付けるため奔走することに!? 心温まる、ひと夏の出来事。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

36
夏休み。久し振りに母の実家を訪ねた高校生・空木悠護が出会った少女。かつて悠護が保護してチュンと名付けた雀が生者と死者の境を彷徨う魂ハザマとなって、あの世とこの世を繋ぐひと夏のあやかし奇譚。悠護と人の姿で遊びたいと願ったチュン。悠護が幼い頃に約束した少女えりなも合流して、四枚羽のスズメや彷徨うタヌキ、動かない犬、見つめる猫といった助けを求めて訪ねてくるハザマたちの願いを叶える展開で、同時にえりなや悠護が抱える悩みにも向き合い、チュンがハザマになった理由にまで繋がってゆく、切ないけれどとても優しい物語でした。2023/03/18

オセロ

26
強い想いを遺して現世に留まる動物霊ハザマ。幼い頃に保護した雀の特別なハザマのチュンと帰省先で再会した悠護はチュンと共にハザマの想いを叶える為の奔走で昔馴染みのえりなとの約束、悠護の夢と向き合う一夏のハートフルストーリー。かつて自由を夢見た青年にツバメが与えたいもの、長年彷徨い続けた少年の霊とタヌキの友情、愛犬の死を受け入れられない老人を心配する柴犬、えりなと父親の不仲を心配する黒猫、そしてチュンが特別なハザマになった理由。そのどれもが優しさに溢れていて、悠護が夢に向かって歩き出す姿にはグッときました。2023/03/18

彩灯尋

18
動物霊の未練を解決して成仏させていくお話。動物の未練を通して、生きている人間が現実に向き合っていく。テーマがテーマだけに毎話うるうるさせられた。悲しいけどあたたかい物語。2023/10/10

ツバサ

14
心に沁みるエピソードが詰まった作品でした。別れからの後悔はあると思うけど、人と動物なんて感情揺さぶられますね。生者と死者を繋ぐファンタジーな設定を取り入れることで、後悔や心残りを清算していくのはグッときます。主人公の成長も追えて良かったです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/04/02/2101322023/04/02

冬野

10
初読み作家さん。ライト文芸レーベルから出ていてもおかしくないようなひと夏のジュブナイル×あやかしもの。強い想いを抱いた動物霊は、霊と妖怪の間の存在=ハザマとなる。進路に悩む高校生・悠護が、雀のハザマ・チュンと共に動物たちの未練を解決していく。生き物好きには刺さる内容だったし岡山の方言が良い味を出している。小さい謎解きを重ねた上で最後に大きな種明かしがされるのも良かった。キャラクターは類型の域を出ておらず尖ったところはないけど、その分万人に薦められる優しい作品になっている。夏に読むとより良さそう。星:4/52023/05/05

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