内容説明
サンティアゴ・デ・コンポステラまでの34日、780kmの旅行記。写真163点、現地情報も充実!スペイン巡礼必携書。ピレネーの荘厳な夜明け、眼下にどこまでも続く緑の巡礼路、そして多くの巡礼達との出会い――千年以上の歴史を持つスペイン巡礼。思い立ってこれに挑んだシニア男性の一人旅の記録。スペイン巡礼を知るコラム「スペイン巡礼とは何か」「スペイン小史とレコンキスタ」「カタルーニャ独立問題」等12項目主要装備品等一覧、主要参考文献等も掲載。
目次
5月18日(金) サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからいざ、ピレネー山脈へ
5月23日(水)プエンテ・ラ・レイナからエステージャへ 温かいホスピタリティに感謝
5月30日(水)アタプエルカからブルゴスへ ものを失くして色々考える
6月11日(月)リエゴ・デ・アンブロスからカンポナラヤへ パスポート紛失?
6月16日(土)サリアからポルトマリンへ 若い人達の未来に幸いあれ
6月21日(木)ア・コルーニャへ 大西洋を臨む絶景で暫し心身を癒す
コラム「スペイン巡礼とは何か」「スペイン小史とレコンキスタ」「カタルーニャ独立問題」等12項目
主要装備品等一覧
主要参考文献等
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
39
いつかはチャレンジしたいカミーノ・デ・サンティアゴ。フランス国境を越える780㎞のルポを満喫した。著者曰く「巡礼とはひたすら自分の影を見つめながら歩く旅」。うまい表現だと思う。昨年、四国の歩き遍路でまさに同じ経験をした。自分を無にして歩くことは、新しい自分に脱皮することかもしれない。掲載された写真には巡礼の道が石畳であったり、草原を縫うようにまっすぐ伸びる整備されたダートだったりする。四国は全体の6割がアスファルトでクルマの危険を感じながら歩いたが、このあたりの違いは国の保護政策によるものと思えてしまう。2024/04/30
Kaz
33
日本に四国八十八ヶ所がある様に、スペインにもキリスト教徒のための巡礼がある。街道歩きに勤んでいる私にとっても隣の分野という印象がある。フランス南部からピレネー山脈を越えて、サンティアゴ・デ・コンポラスまでおよそ700キロを40日間かけて歩く。歩くことはもちろん、地元の人や他の巡礼者との交流を経て、自身が大きくて変わってゆく。時間とお金が無いと出来ない趣味だが、他では得難い経験ができる。これこそ、究極の旅。欧州の国のうち訪れたことのあるイギリス、イタリアには親近感があるが、スペインにも親しみが湧いてきた。2020/10/03
ヨシ
0
以前、「サン・ジャックへの道 」という映画を観たことを思い出した。人それぞれの思いで巡礼に行き、感じることもそれぞれなのでしょうか。お金と時間に余裕ができたら行ってみたい。意外にもお遍路より、距離は短いのですね。2024/03/11
linbose
0
★★★☆☆2020/03/02
Takahide✈Yokohama
0
折角全区間巡礼するのであれば、足が痛いと言ってバスや鉄路でショートカットはもったいない。時間とアルベルゲ(という名前の宿ではなく、公営のアルベルゲ)には殆ど泊まらない位の金があるんだから、しばらく休めばよいのに。 ポルトマリンの民営アルベルゲで南京虫にやられた(しアジアの安宿ではよくやられる)ので、防虫用シーツというのは役に立ちそう。 ボタフメイロは日本人ツアーの到着日を狙えばほぼ確実に見れます。私がサリアから歩いた時は、2日で3回見れました。2020/02/27
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