- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
今この世界を生き、やがて死を迎え消滅する。あらゆる生命がたどるこのプロセスを仏教はどのように考えてきたのか。死と浄土、世界と聖性をめぐる究極の問いを、親鸞『正信偈』と空海『即身成仏義』に探る。
【目次】 *変更になる場合があります
第一章 インド思想から日本仏教へ
第二章 日本仏教の二つの典型──親鸞と空海
第三章 生命の意味と他者の存在
第四章 親鸞『正信偈』をよむ──死と浄土
第五章 空海『即身成仏義』をよむ──世界の聖化
終 章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシ
23
親鸞と空海の組み合わせはあまり見かけないかな。「正信偈」と『即身成仏義』を読み解きながら親鸞と空海の思想に神学的考察を加えます。「正信偈」はともかく『即身成仏義』はチンプンカンプンでした。要は親鸞が阿弥陀如来に対する帰依(バクティ)を通して俗なるものを否定する歩みであるのに対し、空海は大日如来へのバクティと瑜伽(ヨーガ)の実践を通して「俗なる」世界の聖化を示そうとした、というのが趣旨。インド由来の仏教思想の変遷を日本仏教はよく反映しており、禅を含めた浄土教、密教は一つの統一体の三つの側面と説きます。2023/05/21
加納恭史
16
ユーチューブで親鸞と正信偈の解説を見たが、内容がとても深いのに驚いた。すぐ親鸞の「教行信証」で確認もとれないが、この本で正信偈の手引きを読む。この本は親鸞と空海の二人の哲学を検討するが、親鸞聖人に絞る。浄土教の歴史について親鸞が検討した七人の高僧から調べよう。親鸞はまずインドの龍樹から解説する。彼は龍樹の「中論」から、「ものが存する」とか「ものが存しない」の両方を否定したと言われる。いわゆる「空」の論議から始める。まずこの世の現象は実体がなく空であると言う。かのショーペンハウアーの表象の世界と同様かな。2023/12/10
bapaksejahtera
14
親鸞と空海という時代的に異なる祖師方の思想について、夫々生死を超越する「浄土」を説く「正信偈」と世界が大日如来の身体として聖化されるとする「即身成仏義」の二著作を基に解説する。昔著者のチベット仏教に関する記述を岩波講座で読んだ事もあり、密教寄りの学者が本著では半分以上親鸞に割くのは面白い。私としては「空性」や存在論の上でも、菩提寺の関係からも空海にシンパシーがあるが、この部分は採上げた著作が修行者への指針であり、極めて難解。如来の身口意の三密が行者のそれと相即する事が「即身成仏」であると理解できた程度だ。2023/09/21
-
- 電子書籍
- 彼女が公爵邸に行った理由【タテヨミ】第…
-
- 電子書籍
- いきのこれ! 社畜ちゃん【分冊版】 4…
-
- 電子書籍
- 優しい家族と、たくさんのもふもふに囲ま…
-
- 電子書籍
- 月刊ジャイアンツ - 2016年1月号




