内容説明
世界が変わるとは、言い換えれば「新しいゲームがはじまった」ということです。
新しいゲームがはじまったとき、なにより先に求められるのが「新しいトリセツ(取扱説明書、ルールブック)」です。
では、今みなさんの周りには新しい時代に必要な、新しいトリセツがあるでしょうか。周りの大人たちはそれを用意してくれているでしょうか。残念ながらそうではありません。大人たちはまだ、目の前の変化についていくのに精一杯で、そこまで手が回っていないからです。
だったら僕が、新しい時代のトリセツをつくろう。これからの時代を生き抜くためのルールブックをつくろう。これが、今回僕がこの本を書くことにした理由です。――「はじめに」より
【もくじ】
4つのルールを語る前に 世界はどう変わったのか?
ルール1 GIVE 与える人になろう
ルール2 OPINION 自分の意見を育てよう
ルール3 PARTY 頼り頼られる仲間をつくろう
ルール4 DIVERSITY ちがいを楽しもう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
16
激変する世界を生き抜くための4つのポイント。①与える人(ギバー)になる。②自分の意見を育てる。③頼り頼られる仲間(5人)をつくる。④ちがいを楽しむ。年功序列・終身雇用から転職・独立が当たり前の働き方に。役に立つものから意味があるものへの価値観の変化。このような世界を生き抜くために、怒りや好きを起点に自分の価値観を認識し、それを突き詰めることで社会の役に立つ「自己中心的利他」を実践していくことが大切。2023/08/16
macho
14
瀧本哲史さんの系譜。(本質は変わらないから)強いていうなら、さらにわかりやすいよコレ。高校生、背伸びできた中学生も理解できるだろう。ChatGPT時代のヒトとしての道標を4つ授けてくれる。「息子」の前に当然「自分」が読んだけれど、結局自分に役に立ってしまうといういつもの流れ笑。今読み終わって、投げて渡したら『食い付いた』おっ!ええやん。ありがとう著者!2023/06/04
Ayakankoku
10
10代向けの本ではありますが、教員として子ども達に伝えたいメッセージが沢山! 違いを楽しんで欲しいし、正解がない社会を自ら切り開いて欲しい…教員が誰しも思うこと。 それが文字に起こしてあり、読みながら付箋だらけになりました! 2024/04/14
海(カイ)
7
【図書館・予約】10代に向けて書かれた本であるが、大人こそ読むべきなのではないか。4つのルールを語る前の段階で、ドラゴン桜を取り上げているところが、とても分かりやすくて、世界は激変していることを感じさせた。2023/08/05
yukiko-i
6
読みやすい語り口で、世の中を生きていく上で必要な心構えが書かれています。中高生にぜひ読んでほしい1冊。2023/06/10