創元推理文庫<br> 金庫破りときどきスパイ

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
金庫破りときどきスパイ

  • ISBN:9784488222086

ファイル: /

内容説明

第二次世界大戦下のロンドン。錠前師のおじを手伝うエリーは、生活のために裏の仕事として金庫破りをしている。だがある日、その現場を陸軍のラムゼイ少佐に押さえられてしまう。少佐は諜報作戦上の重要な文書を回収し別のものと入れ替えるため、投獄されたくなければ、ある屋敷の金庫を解錠しろと命令する。エリーが少佐と屋敷に侵入すると、金庫のそばには他殺体があり、文書が消えていた。エリーは少佐に協力して、殺人を犯し文書を持ち去った容疑者を探ることに。凄腕の女性金庫破りと堅物の青年将校、正反対のふたりの波瀾万丈な活躍譚!/解説=上條ひろみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

71
金庫破り、死体、スパイと物騒なはずなのに楽しいコージーミステリ。第二次世界大戦下のロンドンの様子ってこんなだったのか。忍び込んだ先で捕まり、スパイ活動に加担する事を選択せざるを得なかったエリー。登場人物に美男美女が多すぎる気もしたけど…。主人公エリーのキャラクターに好感がもて、ロマンス要素たっぷりだが、それも含めて楽しめた。2023/05/10

猿吉君

63
自分では気が付かない超美人で盗賊な主人公が逆ハーレム状況で右往左往するという完全なコージーミステリ、そちらが好きな方でしたらという印象です。①謎は徐々に明らかになる系なので推理の要素は薄いです。②ガッチリ体系長身のイケメン少佐、優しい幼馴染、力自慢の従妹、お腹いっぱいです。③育ててくれたおじさんと家政婦さんが一番好きになりました。点数70/100→金庫破りが殺人事件捜査というプロットは面白いのですが、主人公エリーがもやもやしているのがずっと続くのでストレスに感じました。恋愛要素満載方面が好きならありかな。2023/09/25

しゃお

33
第二次世界大戦下のロンドン、凄腕の金庫破りのエリーと堅物ながら有能なラムゼイ少佐のコンビによるハラハラドキドキのスパイサスペンス。どんな状況下でも冷静であろうとするエリーが格好良くもあり、彼女を突き動かす正義感(泥棒だけど)に応援したくなること間違いなし!ラムゼイ少佐の他、幼馴染のフェリックスとの三角関係も目が離せません。エリーの視点で描かれるけど、男性陣の視点でも見たくなるけど、それだとロマンス風味強すぎになるかなw 思いがけない展開も待っていて軽快なミステリとしても楽しかったです。続編、待ってます!2023/05/07

ち~

30
第二次世界大戦下のロンドン。金庫破りの現場を陸軍のラムゼイ少佐に押さえられ、監獄行きの代わりにナチスのスパイの阻止に協力する事になったエリー。性格も育った環境も真逆な2人が任務を通じて徐々にお互いの理解を深めていく過程が良い。キャラクターも生き生きしていて、任務の行方、2人の複雑な背景、芽生えはじめたロマンス(しかも三角関係!)と、読みどころ満載。続編があるとの事で、是非とも翻訳して欲しい。2023/05/23

25
面白かったぁ♪戦時中のイギリスが舞台なのに、古さを感じません。戦争がヤなことは、ヒシヒシと感じます。少佐とエリーは、ジャケより遥かにカッコよくイケてる像だわ。続編も翻訳して欲しい^ ^2023/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20928955
  • ご注意事項