内容説明
紫式部は平安時代の文化が最もはなやかだったころに活やくした女性で、『源氏物語』の作者として知られています。
『源氏物語』の見どころは、主人公の光源氏の恋愛を通して、当時の社会や政治のようす、人生についての考え方をえがき出したところ。たくさんの登場人物はだれもがみりょく的で、けんめいに生きる姿は人生のおく深さを教えてくれます。
『源氏物語』を書くことで、藤原道長や主人の彰子を支え、日本を代表する作家として今でも多くの人に親しまれている紫式部。
その簡単な伝記と、代表作『源氏物語』や和歌、平安時代の文化についてしょうかいします。
この1冊で、紫式部と『源氏物語』がわかる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴蘭
5
源氏物語のあらすじや要点、詠まれている和歌や紫式部日記の読みどころなどもイラストとともにわかりやすく解説。 紫式部とはどういう女性だったのか、 ふりがな付きでやさしく紐解かれているので子供たちにもおすすめです。2024/02/18
イカまりこ
5
『清少納言と枕草子』を読んでいたのでこちらも。ただでさえ長い源氏物語と紫式部のこと、さらに『紫式部日記』にも触れているので駆け足なまとめ、という感じ。イラストを使って見やすくしている部分がちょっと分かりづらかった気がする。『清少納言と枕草子』の方が取っつきやすい。まぁそれは清少納言の方が好きという私の欲目かもしれないがw 『QED 六歌仙の暗号』を読んだので『紀貫之と古今和歌集』も読もうと思う。古今集の裏がある解説が読めるのかなぁ。ワクワクする。 2023/04/12