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内容説明
マンガ大賞「ダーウィン事変」のうめざわしゅん氏の初単行本化作品が新装版で登場!新作描き下ろし読切13Pと作者自身による収録作全9編の解説を収録。「ありえない世界」を描いたショートSF読切の連作集です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
13
○ 奇才うめざわしゅんの短編集。ブラックで皮肉が多くて下品。かなり攻めた内容の作品ばかり。読んでも理解が追いつかなかったり、理解できても面白くなかったり…。国に認定されたM系性的困難者のために働く"公認女王様"を育てる「ナオミ女王様に仕えた日々」。病気や怪我が"健康犯罪"として刑事罰になる世界を描く「チューブ」。憎しみや暴力がウイルスによるものだと判明した世界を描く「ヘイトウイルス」。ボケとツッコミが結婚に似た"結成"でコンビを組む社会を描く「どつきどつかれて生きるのさ」。いずれもクセがすごい。2023/04/09
TaHi
4
どの作品も秀逸🥳特に、「センチメンタルを振り切るスピード」が、切ないけど、笑ってしまう展開で気に入った!2023/04/10
hryk
3
面白い話とそうでもない話があった。「どつきどつかれ生きるのさ」は確かに完成度高い。2023/04/02
なつのおすすめあにめ
2
同じ作者の『パンティストッキングのような空の下』読んで面白かったので、読む。2006年発売の単行本を2023年の価値観で作者が解説する部分が「ポリティカル・コレクトネス版」、なので別に作品を今の価値観にアップデートとかしたわけではない、らしい。「チカン列車は危険がいっぱい」のオチは確かにフォローが必要だとは思う。いろいろなジャンルの作品が収録されていてよかった。2023/09/18
ますりん
2
古書でずっと探していたのだけれど、「ダーウィン事変」好調の影響か、この作品も再発されてた、即購入。キャバクラのシステムのなか男性がボケ・ツッコミで接客しながら、笑いの相方候補を探す主人公という、「どつきどつかれて生きるのさ」、登場人物がいつも走っている以外はなかなか甘酸っぱい物語の「センチメンタルを振り切るスピード 」が秀逸。2023/05/07