内容説明
没後仕事場からみつかった「絶筆」作品。本書は「禅の世界へ案内するガイド・ブック(案内書)。禅の世界への案内書は、むしろ禅の世界の住人が書いたものより、わたしのような禅の素人が書いたもののほうが分かりやすく、役に立つと思います」といったスタンスで展開する。
高みから講釈する「禅の達人」ではない「禅の素人」の筆者が遺した「禅は、馬鹿になるな! 阿呆になれ! と教えています」というメッセージに学びたい。「第Ⅱ部 禅僧列伝」における、語録・著作の真髄を み砕いての訳と解説は読みごたえあり、「ひろ流高僧伝」と言えよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
9
読みながら得た/再認識したインスピレーション▼すべては他との関係性から生ずる。自分だけが電話を持っていても電話は存在しないに等しい▼絶対に正しい考え方など存在しない(⇒諸法無我)。「仏に会っては仏を殺す」もこの趣旨▼キリスト教による絶対的権威が喪失した世界(≒現代)について思考したニーチェと仏教の相似▼逸話に出てくる「悟った」は「膝を打った」「納得した」ぐらいのカジュアルな意味ではないのか。2024/10/07
ぎゅう
2
様々な宗教や哲学があるけれども行き着くところは結局同じ答えなんじゃないかと思う時がある。禅の考え方の、一部は理解できたような理解できないような。猫を斬り捨てる和尚の話など屁理屈じゃない?と思う。けれども共感、学べることも多くあった。その中で特に共感できたのはこの3つ。善悪は人間の物差しで、宇宙には善も悪もない、それぞれがただ或る。目的地、終着点はなく、常に始まりしかない。即今、当処、自己(私は今ここから始める)。世界には常に今しかない。楽しい時は楽しみ、悲しい時はしっかり悲しむ。今を生きる。日々是好日。2025/03/23
ハル
2
禅って何だ。悟りって何が分かることなのか。分かりそうで分からない。でも、念仏を唱えれば誰でも救われる、という教えより遥かに興味を惹かれる。寛容さを感じる所為か。外的な要素を取り払った真の「わたし」とか、そのおおもとにあるものを知ろうとするような、体裁で着膨れた心を一枚ずつ剥いでゆくイメージ。自分が本心と信じているものはまだ違う。自分を騙そうとする働きに対峙しなければ見えては来ないありのままの心。人が生きるとは心と共にあること。迷いの無い心で世界との繋がりを考えること。そういうのが禅なのかなとぼんやり思う。2024/06/20
シュウヘイ
2
ひろさちやさん、亡くなったそうです 2022年4月 この作品は遺稿になります 禅について専門家でないひろさんのガイド本という立ち位置の作品 禅は仏教の一部門の括りで良いのかは難しい問題2023/06/28
葉
1
禅の考え方をわたしたち一般人にもわかりやすく説いてくれる一冊。 一章では禅の考え方、二章で有名な禅僧のエピソード、三章でまとめ。著者の人生観と死生観が綴られています。 とてもわかりやすくすらすらと読み進められるので、禅に興味はあるけど難しいのは苦手、、、というひとにもおすすめ。 作中にはあの有名な一休さんも出てきます。 死ぬ前にもう一度読みたい。2023/07/09
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