内容説明
過剰に叩かれる宗教、ナチスのホロコースト、危機をあおるメディア、ネットの炎上……。集団は強い絆と同調圧力を生み、時に暴走する。そこで立ち止まって「おかしい」と言えるだろうか?
目次
はじめに/今、世界で起こっていること/私たちはウクライナ側に立っているがそれは正しいのか?/日本のメディアは機能不全を起こしている/第一章 なぜ空気を読むのだろう/人間は群れる生きものだ/あなたはずっと集団化の時代に生きている/集団は暴走する/強い絆と同調圧力/なぜ日本人は集団と相性がいいのだろう/第二章 集団の中で流されること/集団は危険な意思決定をすることがある/敵が現れたとき私たちは集団化する/集団であやまちを犯した結果どんなことがあったか/日本のメディアは不安や恐怖を煽り続ける/善なる存在として人は生まれるが、環境によっていかようにも変わる/ネットで拡散されるデマ情報/一人ではしないことも仲間とならしてしまう/「ちょっと待って、おかしい」と言えないのはどうしてだろう/宗教は集団と相性がいい/第三章 ネット社会が持っている危険性/マスメディアが新聞とラジオだった時代/都合の悪いことは言い換える/戦争が起きるメカニズム/戦わないと国が滅ぶとくりかえし報道/ラジオと映画からテレビ、そしてネットの時代へ/SNSはカスタマイズされている/匿名で好きなことを書く/報道はなぜ実名なのか/自分は隠すが他人は曝してもよいという意識/ネットの中で強く出る人たち──なぜ、みんなで叩くのか?/ネットを法的に規制している国もある/誰かを批判するなら実名ですべきだ/第四章 集団に巻き込まれない生き方/集団に埋没せずに個を持ち続けられるだろうか/組織の歯車として多くの人を殺害/日本人の集団力の強さにおぼえる違和感/一人称単数の主語を持つということ/おわりに/負の歴史を忘れてはいけない/どこから見るかで世界の景色は異なる/参考文献
感想・レビュー
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ちえ
Yutaka Matsuzawa
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紫の煙
NBかえる同盟