身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考えてみた

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身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考えてみた

  • 著者名:渡邉克晃【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • ベレ出版(2023/03発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784860647070

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内容説明

「地質学」と聞いて、どんなイメージを浮かべますか? 長い時間をかけて堆積した地層、ダイナミックに沈み込むプレート、大量絶滅をもたらすような火山噴火……。そんな壮大なイメージをもっているかもしれません。しかし、地質学は私たちの身近にあふれています。鉄やアスファルト、セメント、ガラスなどの建材や、文房具や食器、化粧品などの日用品のうらにも地質学の話題がいっぱい。また、街なかで見かけるさまざまな石や岩、自然が生み出す美しい景色や宝石、豊かな恵みをもたらす土壌、社会を支える鉱物やエネルギーなど、地質学のテーマは多岐にわたります。本書は、身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考える一冊。わかりやすい解説と、豊富な写真や図で、読者のみなさんを面白くて奥深い地質学の世界へ招待します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

84
実生活に関係あるような無いような地味な地質学についてというか、あることを地質学的観点で見るとどういうことか説明している。①興味を感じたこと★「石には岩石と鉱物の二種類がある」なんてちょっと哲学的。★ガラスの主原料は風化が生んだ透明な砂(珪砂:鉱物名は石英)★粘土鉱物がなくては化粧品の半分以上がつくれない。泥パックに限らず、世の女性達は顔に粘土を塗りたくっている…など。⇒2023/04/11

榊原 香織

69
色々興味深い。 コンクリートのツララみたいなやつー白華 名前があるなんて知らなかった。 ガボン共和国、オクロの天然原子炉、とかお城の石垣の話とか、盛りだくさんで楽しめる2023/01/29

ミスターテリ―(飛雲)

37
ひとつひとつの項目が、身近な話題から入ってとてもわかりやすかった。思えば日頃、見落としていたものがたくさんあった。岩石と鉱物の違いとか、土はなんでできているのか、磁気と陶器の違い、陶磁器とは、そして粘土がこんなににすごいものだったとは・・そうか、こんなものが地質学に関係あったんだとか、難しく考えていた地質学がこんなにも身近なものだったとは。反省することばかりで、この本を読んだことでますます興味が湧き、もっと勉強したいと思ったほどであったが、当時は、受験勉強としての地学しか頭の中になかったのが残念である。2023/06/02

31
さざれ石(ちっちゃい石)が巌(でっない岩)になって苔むすほど永遠に…という君が代の歌詞はファンタジー的な喩えでしかないと思っていたが実際に起こり得ることなんだというのが驚き。君が代成立当時から常識だったんだろうか…?あとがきでサイエンスコミュニケーターという肩書についても語られている。専門を究めることは難しいとしても、真実性を損なわない限度に噛み砕いて伝えることで専門家と一般人の架け橋になる。自分にもこれなら目指せるかもと勇気をもらった。あと「ダイヤモンドは誰にも傷つけられない」ってめっちゃかっこいい。2023/12/06

MASA123

13
図書館の新刊本、とてもよかった。科学のやさしい解説本は、まわりぐとーいたとえ話とか、覚え歌とか(歌う教授がいたりして)本線逸脱がおおくて内容がとぼしいことも多いのですが、本書は、適切でわかりやすい説明、それでいて、すこし専門的なことがわかった気分にもひたれて、うれしいです。 オリンピックメダルが金銀銅になった理由がおもしろい。 日本の城郭の石垣の種類、大阪城は花崗岩、福井城は凝灰岩、安土城は流紋岩、犬山城はチャート・・・石垣の石の違いなんて気にしたことなかった。これからは、城の石垣を観察しよう! 2023/02/10

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