内容説明
新型コロナウイルスの感染が爆発するなかで、安倍・菅政権が打ち出し、岸田政権に引き継がれた経済政策。それは、コロナ禍を利用し、貧しい人々や中小企業を切り捨てる、新自由主義の攻勢を宣言する内容のものだった。気鋭の経済学者がその実像を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
17
政府のコロナ対策や敵基地攻撃能力に突出した安全保障政策やなんか守るべきはオトモダチの利権だったのかと、すっかり腑に落ちてしまった。そうではない人たちは自助共助、高度プロフェッショナルで労働時間を気にせず働くとか非正規のエッセンシャルワークで日本経済を回してくれればそれでいいんだって。エネルギー安全保障もいい加減不十分だけど、食料安全保障なんてゴルフ場を芋畑とかコオロギ食って話も別に聞くし、「あんな人たちに負けるわけにはいかないんです」とこちらがいうべきだったとほぞをかむしかない。もっと読まれてよい本。2023/03/05