内容説明
日光街道の越ヶ谷宿の旅籠で働かせてくれた恩人・仁兵衛の遺品には幽霊が憑いていた。仁兵衛が若い時分に、江戸で借金の取り立て屋「すっぽんの桑次郎」という異名をとっていたことを知った甥の藤七は、遺品の数々を元の持ち主に返す旅に出ることになった。道中、「刀狩りの男」と呼ばれる浪人に襲われ川に落ちた藤七は、深川亀久橋近くの古道具屋「皆塵堂」で目を覚ました。
三十年前に仁兵衛が手に入れた遺品の数々は、「すっぽんの桑次郎」の借金の形なのか。優しかった伯父が人々に恨まれる非情な取り立て屋だったことがどうしても信じられない藤七は、限られた七日間の江戸滞在のうちに、遺品の持ち主を捜し出し、憑いている幽霊の謎を解き明かし、伯父の正体をつきとめることができるのか?
材木商のご隠居・清左衛門、力自慢の魚屋・巳之助、有能な小僧・峰吉らの助けも借りながら、「知りたがりの藤七」は江戸でも行く先々で幽霊をみることに……。
怪談+とぼけた笑いで人気の「皆塵堂」シリーズ、第十弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
80
怖さより面白さが勝つホラーシリーズ。今回も笑わせてもらいました。2025/10/26
mihya
76
皆塵堂シリーズ10作目。叔父の遺品を元の持ち主に届けるため江戸に出てきた藤七が皆塵堂へ転がり込む。 今回の幽霊は割と控えめ。いつものメンバーは相変わらずで楽しい。でも、巳之助は婚活やめたのかな?峰吉はいつ前髪を落とすの? 幽霊あり、笑いあり、猫あり…でやっぱり面白かった。 あとがきまで面白かった。 このシリーズ、ずっと続いてほしい。2023/07/08
猫ぴょん
65
シリーズ10作め✨ 江戸の古道具屋と怪談の絡み具合がなかなか良きシリーズ☺ 登場人物のキャラが立っているので読みやすい。 今回は初キャラの藤七がメインなので太一郎が最後にちょこっとしか出ないのが残念だったけど。 古道具屋の小僧峰吉の存在感が抜群☺可愛らしくて小憎らしい笑。 なんたって名人様だから笑笑。 もっと怖くてもいいんだけどな笑。 2023/08/09
はにこ
64
藤七が叔父の遺品整理をしに越谷から江戸に出てくる。遺品のそれぞれに曰くがある。巳之吉はじめ皆塵堂に縁のあるメンバーが奔走する。それぞれが個性丸出しで面白い。今まで出てきたメンバーが再登場してくるがどんな話だったかを忘れてしまっていて少し残念。飯屋のシリーズは終わってしまっていたのね。あちらも面白かったのでちょっと残念。猫三十郎、めちゃ格好良い名前w2023/05/24
真理そら
62
『怪談飯屋古狸』シリーズに怖い顔の魚屋さんがしっかり登場していたのはそういう理由だったのかとあとがきで納得した。長屋に子猫がいっぱい生まれたので太一郎の体調が悪く、あまり登場しなかったのが寂しい。2023/03/18
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