内容説明
ちぐはぐで分かりにくい禅問答を「考える」ためのエクササイズとして読み解く。それぞれの問答の背景が理解できるよう、丁寧な解説とイラストを入れて解説。すぐに「わかる」ものより、なかなか「わからない」ものをわかるほうがずっとおもしろい。わからない不安がおもしろさに変わる本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめぴょん
11
正解はないダブルバインドの禅問答を「からだ」で考える様子が本から伝わる。どなる、平手打ち、打つというのもそれを促す手法のようです。全体に禅問答自体に「分かる感」はありません。わけがわからない内容ばかりの38対話(「臨済録」より)。解説を読んですら、よく分からない。著者は僧侶や禅仏教の専門家ではなく、中国思想研究家。以下は文中引用。 「わかる」とは、頭だけではなく生きたからだ全体の働き。わからないままのことにも自信をもって、気楽かつ気長につきあっていけるようになる。 「いつか・どこか」にいる自分を求めるので2024/02/29
dungeonn
2
★4 臨済宗の開祖臨済義玄の若かりし頃からのエピソードを平易な現代訳の禅問答で面白おかしく解説しています。初心者にも最適。師匠の黄檗とのやりとり、やがて臨済が師の立場となり、弟子の普化とのやりとりでは、立場が逆になるのもなんとも面白い。これは続巻出して他のエピソードも紹介してほしい!2023/08/25
ちもころ
0
問答5でギブアップ。全く理解できず。2024/01/26
nobuoka
0
んー、「主体的に自由に生きよ」、「身体性が大事」 ということだと理解したけど、全体的に理解が難しかったな。 今の自分は本書から得るものは多くなかった。2023/08/01