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内容説明
ChatGPTの衝撃とマイクロソフトvsグーグルの争い
イーロンマスクによるツイッター買収
GAFAMの成長鈍化とリストラ
メタバースとWeb3の現実
テック業界の最新情報をテクノロジーの伝道師が、わかりやすく解説!
メタバースとWeb3が大きな話題になった2022年は、フェイスブックやツイッターが大量解雇を発表するなど、テックジャイアントの経営が曲がり角を迎えた年でもあった。また、ウクライナ侵攻によってテック業界の地政学リスクが一気に顕在化。
こうした情報を押さえておくことは、一般のビジネスパーソンにとっても必須となっている。
本書は、シリコンバレーと往来する著者が、海外の先端動向を紹介しながら、日本へのインパクト、企業や個人がなすべきことをわかりやすく解説する。
日経電子版の好評連載をまとめ読み!
目次
Part1 ChatGPTが与える衝撃
Part2 テクノロジーが変える地政学
Part3 曲がり角のテックジャイアント
Part4 メタバース&Web3、先端技術ブームの実態
Part5 日本人が知らない世界の最新常識
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
100
恐怖政治や軍事占領ではなく、生活のインフラ運用技術を掌握する形で巨大テック企業が世界を支配しつつある。優れた技術が誕生すれば、それに同化して変貌を厭わない融通無碍ぶり。この支配ゲームには一部のエリートしか参加できず、知らぬうちに遠い国の企業が自分たちの国を所有している状況といえる。こんな社会の移り変わりの激しさに、日本は最も対応しにくい。和を以て貴しとなし、責任追及を極度に恐れ、寄らば大樹の下という国民性が、世界の潮流から取り残される原因なのだ。日本が21世紀を生き延びられるのか、不安に襲われる警世の書。2023/07/22
Ujiro21
4
テックジャイアントやスタートアップと投資家目線のテクノロジー、マーケティング用の宣伝文句や短期利益の追求など、中にいる人から発信される情報は興味深く読めた。要素技術の多くはニュースで得られる内容が多く一般的内容でサラッと読み終わるが、随所に書かれる著者の日本国への鼓舞は未だ諦めていない人がいるんだなと少し勇気をもらう。一方で、テック企業が作り上げていく文化への警鐘などの視点は無く、あくまでもハイテクは社会に浸透される物としての書かれ方には息苦しさを感じた2023/03/24
rockwave1873
1
○Web3やメタバースといった概念が先行しているものより、着実に進化している人工知能をウォッチする事が必要○ユーザインターフェースの差別化により成長をしてきたツィーターとメタには「自社固有のテクノロジーの弱さ」がある○アップルが預金口座、ポイントに利子が付く時代○アマゾンで日常生活が完結する日が現実に○ティックトックでは検索せずともスワイプ操作によりAIで推薦された動画が流れてくる○GAFAではなく「Big Tech」○批判的思考が重要。デジタル技術といったリテラシーを社会人以降も自発的に学ぶ習慣が必要2023/07/20
SORA
1
GAFAMといったテックジャイアントの直近の動向を把握することができる。特に各企業の経済圏の覇権争いや、スタートアップなどの相次ぐ買収は注目すべきだろう。 また、Amazonとヤマダ電機の協業から見るように、各企業は敏感にアンテナを張り、変革していかなければ生き残れないということが述べられている。 そして、日本が世界の流れに取り残されないための戦略を考えられるいい機会となった。2023/05/12
mm71
1
最新のテクノロジー情報とビジネスについて、わかりやすく解説。マイクロソフトオフィスへのchatgptの取り込みについて、いち早く予測しているのはさすが。ヤマダ電機とアマゾンの協業、政府や東京都のスタートアップへの支援についての考察もためになります。2023/03/25