日経プレミアシリーズ<br> 国費解剖 知られざる政府予算の病巣

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

日経プレミアシリーズ
国費解剖 知られざる政府予算の病巣

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 日経BP(2023/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296116232

ファイル: /

内容説明

「コロナ予備費12兆円。その9割が使途を追えない」
「補助金拠出の基金乱立。2兆6000億円を過剰積み立て」
「農家のコメ減収補填、実需の238倍超の予算を温存」 
「コンサル頼みの委託事業 1人1時間3万円超の人件費」
… 

財政悪化の一方で、膨張を続ける国家予算。
その内実を紐解けば、莫大な政府の“ムダ遣い”が明らかになる。 

緻密な取材から国費のブラックボックスに迫り    
SNSで大きな反響を呼んだ、日本経済新聞の好評連載を大幅加筆のうえ新書化。 

目次

はじめに 
序章 コロナ予算はどこにいった?
第1章 予備費の誘惑、乱発される「緊急事態」
第2章 基金という名の「ブラックボックス」 
第3章 特別会計、今も「離れですき焼き」 
第4章 コンサル頼みの委託事業 
第5章 政府の辞書に「検証」なし 
第6章 国と地方、無責任の連鎖

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえぽん

16
日経の調査取材班による著作。予備費、基金、特別会計、委託事業、政策評価、臨時交付金など、さもありなんというラインナップで、特にコロナ対策を機に弛んだ財政規律や事業の成果について、事後的検証をしっかり行うべきという至極真っ当な指摘が続く。おそらくかなり真実に迫っているため関係者には耳の痛い話もあり、他方、神エクセルや記載揺れで集計に手間が掛かったといったやや些末な指摘もあるが、将来に向けて、より効率的で効果の高い政策サイクルを作っていくためには、こうした外部からの指摘に真摯に耳を傾ける姿勢が重要と感じた。2023/08/17

Hidetada Harada

12
率直に怒りを感じた。野放図で無責任な税金の使い方。国会議員や地方議員、首長といった選挙で選ばれる政治屋だけでなく、一般的に優秀とされる国家公務員すらも率先して税金を浪費していると思われるレポート。無関心な有権者だけでなく、報道しないメディアもダメだと思います。国としての政治・財政リテラシーの低さに唖然としました。2023/06/27

Nobfunky

2
しかしまぁ、ダメダメ日本だ。コロナで湯水の如く補助金が出ていたが、財政赤字を意識していないのだろうか。とにかく検証しない。誰も責任取りたくないから。なんだ、この光景、そうか、いつもの会議だ。誰も意見も質問もしない日本のいつもの会議と同じだ。2023/07/25

takao

2
ふむ2023/07/19

Akiro OUED

2
穴を掘って埋める。これを繰り返すと有効需要が創出できる。コロナ持続化給付金事業の9次下請け構造って、ある意味、有効需要の大創出なのかもね。最先端半導体製造事業にせよ、GXにせよ、国費支出をアテにしてる事業はうまくいかない。それにして、日本ってこんなに金が余ってる国なのか?2023/06/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20652271
  • ご注意事項