シンクロニシティ 科学と非科学の間に――画期的な科学の歴史書。

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シンクロニシティ 科学と非科学の間に――画期的な科学の歴史書。

  • ISBN:9784866674292

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内容説明

Physics Worlds Best of Physics in 2020
イギリスの権威ある物理化学雑誌
『Physics Worlds』誌が毎年選ぶベストセラーブック

フォーブス絶賛!
生物学者 福岡伸一氏推薦!
“エイコーザル”(acausal/因果律に基づかない)サイエンスという軸で、
ギリシア哲学から最新の量子力学まで、
科学の歴史を振り返る抜群に面白いと話題の書がようやく翻訳出版。

アリストテレスの物理学から量子テレポーテーションまで、
何千年もの間、科学者たちが頭を悩ませてきた
『シンクロニシティ(意味のある偶然)』を、
科学、哲学、物理などから究明した1冊。


■目次

・推薦の言葉
・量子論の発展に寄せて 福岡伸一氏(生物学者) 寄稿

●序章  自然界のつながりを描く

●第1章 天空へ挑む ~古代の人々が描いた天界像~
・太陽の信仰
・神殿の谷の夜明け
・宇宙の構成要素
・自然界の隠された光
ほか

●第2章 木星からの光が遅れる! 
・富と知
・天文学の復活
・禁断の惑星

●第3章 輝きの源を辿る ~ニュートンとマクスウェルによる補完~
・遠隔操作
・ラプラスの悪魔とスピノザの神
・疾走する波と探求心
ほか

●第4章 障壁と抜け道 ~相対性理論と量子力学による革命~
・光が持つ2つの顔
・相対的な真実
・OPERAの幻
ほか

●第5章 不確定という世界 ~現実主義からの脱却~
・不思議の国のアルベルト
・苦難の道のり
・現実と行列式
ほか

●第6章 対称性の力 ~因果律を超えて~
・対称に次ぐ対称
・保存則が表すもの
・超排他的な住人
ほか

●第7章 シンクロニシティへの道 ~ユングとパウリの対話~
・もつれを繙く
・皮肉屋兼毒舌家
・精神の偽らざる姿
・シンクロニシティの登場
ほか

●第8章 ふぞろいの姿 ~異を映す鏡のなかへ~
・ウー夫人の情熱
・ニュートリノという名のサウスポー
・超絶の力
ほか

●第9章 現実へ挑む ~量子もつれと格闘し、量子跳躍をてなずけ、ワームホールに未来を見る~
・ジョン・ベルによる判定試験
・光子の逆相関やいかに
・コズミック・ベル・テスト
ほか

●終章  宇宙のもつれを繙く
・因果律の限界
・光速の因果律を超えて
・セレンディピティ V.S. 科学
ほか

■著者 ポール・ハルパーン(Paul Halpern)
アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアにある科学大学で物理学教授を務める。
ペンシルベニア州フィラデルフィア在住。
著書に『The Quantum Labyrinth(量子世界という迷宮)』
『Einstein’ s Dice and Schrodinger’ s Cat(アインシュタインのサイコロとシュレーディンガーの猫)』など16冊がある。
本書にて「Physics World Best of Physics in 2020」を受賞。

■訳 権田敦司

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

すくすく

11
科学の歴史…ソクラテス、プラトン、アリストテレスはじめとした思想中心のギリシャ哲学から始まる。宗教の影響を受けつつも事実、事象の積み重ねを通じて人間が明らかにしてきた科学分野の広がりを感じられ、科学は私たちの身近な存在だと感じることができる。分子や電子量子力学も、哲学も、ブラックホールも確かにつながっている。訳者も科学分野に知見のある方なのだろうか?訳書にありがちなわかりづらさはなく、読みやすい。単純に自分の理系分野の知識不足を思い知らされた。今回は消化不良だったけどまたじっくり読み返してみたい2024/08/25

glaciers courtesy

10
タイトルはユング心理学で有名な概念だけど、ユングが登場するのは、物理学者パウリを診た医師として、のちの友人、共同研究者としての側面がほとんどだ。物理学の歴史というか、量子論の発展についての記述がほとんどであり、ユング心理学は非科学的という言葉で大方片付けられている。それはそれで仕方ないとは思うけど。量子論が生み出し、実験結果としてもそれが証明されている因果律を超えた現象をいかに説明するかということ、相対性理論といかに融合させるのかということが、現代物理学の一大テーマとなっているということが良く理解出来る。2023/08/17

都人

5
アリストテレスから最新の量子力学まで科学の歴史を綴る。「シンクロニシティ」とは心理学者ユングが使った言葉で「非因果的連関」の原理をさす言葉だそうだ。「死は存在しない」という本を読んだとき、この「シンクロニシティ」という言葉が多く使われていたのがこの本を手にした理由。理解出来たとはとても言えないが、この本の訳が読みやすいのには驚いた。訳者は,業界新聞記者、消防士を経て翻訳家、特技は息子の風呂入れという。何ともユニークな翻訳家だ。2023/09/07

Yoshi

4
物理学の歴史に関する本。 量子もつれの話をユングとパウリに絡めて解説している。 物理学の歴史を知りたい場合には、良いと思う。 類書で知っている内容が多いという印象ではあったけれど。 アインシュタインが強固な決定論の立場であった背景として超科学の流行があったという話は興味深かった。2023/08/26

茶幸才斎

3
世界の成り立ちと法則性の解明に挑んだ古代ギリシアから今日に至る幾多の先人たちの、多大な苦悩と熱狂の歴史を綴った本。相対性理論は光速を上限とする因果律の檻に世界を閉じ込めたが、量子力学は2点間の非因果的連関の存在を暴いた。両者が無矛盾に説明される日は来るのか。思うに、何事も2つあって丁度いいのだ。陰と陽、右と左、アップとダウン、位置と速度、相対論が描く時空連続体と量子論が立脚するヒルベルト空間。互いに異なる2つがあり、そこに差が生まれ、揺らぎや傾きや流れが生まれ、だから万物は流転し、世界はかくのごとくある。2025/02/18

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