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内容説明
日本経済にとって、外国人労働者は都合の良い存在であり続けた。企業の繁栄を支え、あるいは不況企業の延命に力を貸してきた。しかし日本は、その外国人を社会の一員として明確に認識したことがあっただろうか。低賃金、長時間労働、劣悪な環境、パワハラ、セクハラ……中国人研修生・実習生と日系ブラジル人を中心に、彼ら・彼女らの心の痛みを描きながら、日本社会をも鋭く映す、渾身のルポルタージュ。新原稿を加え文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
8
◆新書版2010年6月光文社新書刊、文庫版(本書)は2023年3月光文社ライブラリー刊。◆リーマンショック後の非正規労働者切りの時期に書かれたルポ。第一部は当時中国人が中心だった研修生・技能実習生、第二部はブラジル日系人について。現在の類書の盛んな刊行状況からすれば、かなり早い時期から当該問題にスポットを当てていたと言える。◆第一部:技能実習制度については、法改正等はあったが、2023年まで問題の本質は変わっていない。第二部:サンパウロ、トメアスでも取材しているが、沖縄系移民の背景も触れてほしかった。2023/05/11
くぅ
3
レポートのために読了。あまりの人権侵害の横行具合に開いた口が塞がらなかった。これがたった15年前の日本の社会構造のあったのか…。まだ過去を知るため読んでいるだけで現在の様子は知らないので、この本以降どう外国人労働者の人権問題の解決に向けて進んでいるかを知りたい。2025/06/17
とっく
1
「日本の国は好き、でも日本人は…」沈黙の後、「あまり好きではありません…」 ほとんどの日系ブラジル人がこう答える。著者は「日本人はシャイなんだよ」と言い訳するが外国人はいきなり仕事がなくなり、寮を追い出され 路頭に迷うほど困っている。シャイだなんて言い訳をしている場合ではない。 外国人はそこにいないかのように無視されている。そして 騒音やゴミ問題が起こると、いきなり憎悪を向ける。無視と憎悪 この両極端から脱し、隣人として声をかける必要がある2025/02/23
おかえ
0
やはり安田さんのルポ好き。2023/07/13
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