内容説明
考える高校生になるために必要なこととは何か? 16歳になる高校生から哲学の世界へと誘うために、高校生の興味や関心、悩みを最もよく知っている現役の高校社会科(倫理)教師によって、平易な文章で書かれた16歳からの哲学入門。高校生の興味や関心、そして悩みをよく知らないまま書かれた専門家による哲学入門はよくあります。しかし本書は、高校生の実態を最もよく知っている現役の高校社会科(倫理)教師によって、16歳になる高校生から是非とも哲学の世界を知ってもらうために、平易な文章で分かりやすく書かれています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
24
高校の倫理の先生が高校生のために書いた哲学の入門書。確かにわかりやすく、高校生に寄り添って書かれていて良いのだが、もう少し背伸びしても良いのかなって思った。でも、若い人にぜひとも読んでもらいたい良書です。2022/02/11
k.m.joe
10
一人でも多くの高校生に読んでほしい。感じてほしい。2014/03/17
ikue
5
言葉が分かりやすいし、西洋哲学の流れが見える。哲学者の人物像にも触れていて、頭に入ってき易い。哲学に興味はあるけど、何を読んだらいいものかと思って手に取った本。また読みたい。2015/08/07
affistar
2
学校の先生が書いた本です。倫理に出てきそうな偉人の思想やそれに至る生い立ちなどが、その人の著書などを紹介しながら書かれています。受験用の参考書というよりは、高校生にとって身近な話題や、偉人の生い立ちなどに踏み込んで、一部でも高校生が興味を持って自分事としてとらえてくれるといいなという工夫がたくさんある本です。哲学って結局、考えることが大切だよ、ということですね。実際、学校で習ったときは専門用語が多いし、よく分からないしで、なかなか仲良くなれなかった記憶しかないなあ。2021/03/06
しろ
2
哲学に触れたことのない自分でもわかりやすく、興味深い内容だった。哲学って取っ付きにくいイメージだったけど、その時代ごとに即した思想が語られていて、案外実態に沿ったものだと感じた。自分の知らない世界を知るということは、やはり面白い。2021/02/15