内容説明
壁にぶち当たっている全ての人に読んでほしい
──黒田博樹
監督就任にあたって書き下ろした「あとがき」収録！
広島東洋カープの新監督に、球団ＯＢでリーグ３連覇にも貢献した新井貴浩氏が就任する。
かつてのカープ黄金期を支えた新井監督は、チームをどのように立て直していくのか。
本書は、氏が選手生活での苦難を乗り越えた経験をもとに綴った自己啓発本となっており、見出しを読むだけでも、心に刺さる格言となっています。
苦難に打ち克つための具体的なメソッドを多く含んだ本書は、カープファンのみならず、日々様々なフィールドで戦う全ての人を勇気づけることでしょう。
監督就任にあたって書き下ろした「あとがき」他、加筆修正を加えて、待望の新書化！
■本書の内容
苦難に打ち克つための人生哲学が凝縮された一冊！
◎「やらされた」ことからも得られるものは絶対にある
◎“もう”ダメだではなく“まだ”ダメだ
◎トライを続ける限り、負けではない
◎叱るのではなく見せることで気づかせる
◎視野を広げることが成長を後押しする
◎自利よりも、利他
◎監督就任にあたってetc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
22
広島東洋カープ監督就任にあたって、2017年に出版された本に「監督就任の抱負」を加筆修正した本。駒澤大学時代は中々レギュラーが獲れず、ホームラン数もかなり少なかったので、プロ入りは夢のまた夢だった、というエピソードが以外である。実際、機縁があって、ドラフト6位で入団している。最終的に通算2203安打、319本塁打と高い成績を残したが、その成功の秘訣は直向きな努力であった。誰よりも長く練習する。その練習量でレギュラーを勝ち取った。努力は人を裏切らない。朴訥とした人柄であり、選手から慕われるだろうとも思った。2023/07/22
forest rise field
21
♪赤い心見せ広島を燃やせ〜空を打ち抜く大アーチ〜♪旧広島市民球場で聞こえた新井選手の応援歌が印象的だった。広島の一体感は凄かった。そんなカープで愛された新井選手の現役時代の挫折や苦労などの経験。利他の精神や周りへの気遣い、自分に厳しく人に優しくの姿勢は見習わないといけない。監督となった背番号25新井さんを応援したくなった。2023/08/31
マッちゃま
15
2017年3月に出版された本に、最近の監督就任あたりの時期に書かれた あとがきを追記し新書版として出版された本。選手時代は「努力の人」「人柄も良い」といったイメージでした。まさにそんな感じだと読んで思いました。そんな風に書くと ふう〜んで終わりそうですが、努力を続けると言う事は それはそれで才能だと思います。努力と根性、人柄だけで勝てるほど監督業は甘くはないと思います。でも新井氏が率いるカープの今後も見てみたいと本書を読んだ巨人ファンはそう思います。今年も熱く楽しく激しいペナントレースになってほしいです。2023/05/31
ちびたぬき
6
この本は、2017年3月に単行本で出ていたものを(新井さんがカープの監督に就任したため)加筆・修正後、新書版で2023年3月に発行。あの、カープファンにとって夢のような2016年。その元になった新井さん自身のひたむきな努力、前向きな考え方、黒田さんとの友情、人間力、そして2016年を振り返って。新井さんと私の優勝を決定づけた瞬間が同じだったのはすごく嬉しかったですね。最後の「新書版のためのあとがき〜監督就任にあたって」を読んで、「新井カープには期待しかない」という気持ちになりました。これからも応援します。2023/05/24
せんじょ
2
小さい頃からカープファンだった自分としては新井氏の選手としての生き様は非常に心を打たれるものがあった。なにより、努力と人柄の素晴らしさが選手としての魅力であったのは間違いない。2023年から監督として指揮をとってくれることになったがこれまで以上にカープを応援して、2016年の時のような大歓喜を迎えられることを願っている。2023/03/05
