内容説明
世界で一番多くのエアラインに搭乗したことでギネスブックに認定されている航空写真家チャーリィ古庄。同氏が撮ったエアラインの国籍はゆうに100か国を超え、エアラインの数は現行塗装の機体だけでも300社以上に上る。これらのエアラインは同じ民間航空の分野に属しながらも、運航規模や事業形態は会社によってさまざまで、国や地域ごとの特徴も備えており興味深い。また、各社のカラフルな塗装は個性に満ち、見ているだけで美術館にいるような楽しみを覚える。本書では、こうした機体写真を図鑑的に並べながら、各国・各地域の民間航空事情についても解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
イロハニ
18
題字の通り世界中の航空各社の地図帳。フラッグキャリアは当然、地域便や貨物便も掲載。コロナ禍、ウクライナも織り込んだ今年早春の初版。その為全世界の地域別状況や国情解説のアップデートも際立つ。そこからは特定地域の混迷や国情による不安、各社の生存競争も垣間見えるが全体の明るいトーンがそれらを中和しており、その解説文もほぼ簡にして潔、我が国航空業界の現状と展望見解も冴える。野次馬的に世界情勢に興味を持つ人やあとは航空ファンにもオススメかな?著者略歴で世界航空各社搭乗数最多の人というギネス記録の紹介が説得力を放つ。2023/07/30
ろべると
8
著者は世界で一番多くの航空会社に登場したとして、ギネスに登録されているそうだ。貨物を含む世界中の航空会社が機体写真とともに紹介されている。昔と違うのは、ナショナルエアラインで廃業に追い込まれた会社の多いこと、LCCの台頭。栄枯盛衰。アメリカの物流拠点が東側にあるのは、1日が早く始まる東部に早く荷物を届けるためというのはなるほどと思った。鉄道マニアでも車両番号に目が行く人はいるが、機体登録番号から所属国を割り出す「エアクラフト・スポッティング」愛好家がいるそうだ。世界中を追いかけるのも楽しいだろうな。 2023/05/05
Takahide✈Yokohama
0
出版時の航空会社が殆ど載ってます(P132のDutch Caribbean Airlinesは2004年運行終了)。Jetstar Asia Airwaysは2025年で運行終了したりと浮き沈みが激しい業界。無くなった会社も載せたら凄いページ数になりそう。未掲載の搭乗した現存会社はIran Airtour(B9/IRB)、Sky Airline(H2/SKU)。(合併除く)運行終了はLuxor Air(~2008)、Air Bagan(~2018)、Mount Cook Airline(~2019)位? 2025/09/04