新潮新書<br> マイ遍路―札所住職が歩いた四国八十八ヶ所―(新潮新書)

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新潮新書
マイ遍路―札所住職が歩いた四国八十八ヶ所―(新潮新書)

  • 著者名:白川密成【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 新潮社(2023/03発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106109874

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内容説明

四国にある八十八の霊場を巡礼するお遍路。本書は、そのひとつ第五十七番札所・栄福寺の住職が、六十八日をかけてじっくりと歩いた記録である。四万十川や石鎚山など美しくも厳しい大自然、深奥幽玄なる寺院、弘法大師の見た風景、巡礼者を温かく迎える人々……。それらは人生観を大きく揺さぶる経験として、多くの人々を魅了する。装備やルートまで、お坊さんが身をもって案内する、日本が誇る文化遺産「四国遍路」の世界。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピンガペンギン

20
お遍路体験記、4冊目読了。タオル産地の今治市の札所寺院の僧侶による歩き遍路体験。泊まりは民宿、ビジネスホテルがほとんどで、美味しそうな夕食の写真と、寺院の写真(新書なので小さいけど)もある。私は、昔から京都のお寺を観光するのが好きだった。年取ってきて地元を見直す気持ちが出てきたのか、この本を見て大いにそそられ(?)ました。岩に張り付くようなお寺、すごい。人が巡礼に出るのは深刻な理由によることもある。不文律の一つに「遍路をしている理由を聞かない」というのがあるそうだ。著書多数の方でとても読みやすい。2023/05/24

なにょう

12
よかったです。紀行文、遍路の体験談が好きです。だんだんと解放されていくのがいい。★雨に濡れて納経帳がだめになった。転倒した。道に迷った。「落ち着け」と自分で自分を叱ることもあった。でも、ここからまた始めようと、一歩踏み出す。一歩、一歩が積み重なり、四国一周を達成する。万歳。★装束の規定なんかはあるけど、各人がそれぞれのルールで巡礼できるのがいいな。団体様でも、徒歩でも、交通機関を使ってもいいし、全部回らないで、歩けるだけ歩くというのもいい。2024/02/25

イチイ

9
自らも四国八十八ヶ所霊場札所寺院の住職である著者が、はじめての歩き遍路に出た経験を綴った巡礼記。自分自身の率直な経験から仏教について書いてきた著者らしく、率直で真っ直ぐに巡礼での経験について語るため、読みやすく飲み込みやすい。こちらも素直に、こんな形の信仰もあるのだなと思えるのはまずは著者の人柄によるものだろう。ちょうど久しぶりに山行が気持ちよかったこともあり、自分でもこういう旅をしようという気持ちになった。2023/09/18

MASA123

9
先日、新潮新書の婚活ルポを読んだが、また新潮新書を読むことになった。こちらは、四国八十八か所の遍路旅だ。 第57番札所の40代の住職が、八十八か所を数回に分けて歩き遍路をする。文章が上手いなあと思ったら、「ぼくは坊さん」など映画化された著作もある方でした。 日程は、徳島県1番~22番(2019年4月)→高知県23・24(同6月)・25~36(同10月)→愛媛県37・38(同11月)39~43(2020年1月)44~61(同10月)→香川県62~78(同11月)・79~88(同12月)となっている。 2023/08/18

貧家ピー

7
昨年12月31日にお参りした第五十七番札所 栄福寺の住職である著者が行った歩き遍路の記録。区切り打ち8回、計68日間をゆっくり参ることを大切にされた。所々で弘法大師の言葉を教えてくれるのが他のお遍路記録とは違う所。コロナ禍でもお遍路さんを受け入れていた宿があったことも気づきだった。遍路の途中で栄福寺に参った時の気持ちはどんなものだっただろう。2024/02/20

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