内容説明
作家の個性的な一言、元官僚の保守的意見、ジャーナリストの過激発言、元アスリートならではの体験談……。軽妙トークのマル秘テクニック、5万5555円(!?)のギャラ、メイク室の楽しみ、控え室の格差まで、番組の舞台裏を大公開! 橋下徹大阪市長から「批判するだけのコメンテーター」と名指しで批判された著者なればこそ、丸裸になって業界の功罪――大手マスコミはなぜ嫌われるようになったのか――を考えた。
第1章 内側から覗いたテレビ業界
第2章 コメンテーターでメシは食えるか?
第3章 誰がコメンテーターをやっているのか?
第4章 コメンテーターになる方法
第5章 コメンテーターの「技術」と「能力」
第6章 コメンテーターの「役割」と守るべき「倫理」
第7章 大手マスコミが嫌われ始めた理由
第8章 「批判」より「独裁」がウケる社会状況
最終章 テレビコメンテーター業に明日はあるか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
15
テレビを見ないので…なんとも。ニコニコに出たときの話がおかしかった。めちゃくちゃなコメントがリアルタイムに流れる画面を見ながら冷静に話をするのは難しそう2013/12/23
mari
9
トンチンカンなことを言うコメンテーターもいますね、なんで出てるんだ?と思うけど、まぁいろいろあるんですね。2013/10/30
MORITA
2
この人の仕事に向き合う姿勢はわかるものの、毒にも薬にもならない本。こんなことしか考えていないから、テレビコメンテーターはいらないって言われるんだろうなぁ。2015/07/09
ぽん教授(非実在系)
2
橋下市長にTwitterで直々にバッシングを喰らったことをネタに新書を書くあたりちゃっかりしている著者であるが、路線は元官僚であるためか分析的で堅実、かつ批判的な視点を役所・政治家・メディア・コメンテーター・国民・大学など大方のアクターにきちんと向けていて公平な視点であると感じられる。しかし勢いで書いたと思われるため全体的には浅い。ただ、コメンテーターの舞台裏や呼ばれるまでのサイクルについての記述はコメンテーターにしか書けないところでかなり貴重なドキュメントでありここだけでも価値がある。2014/05/21
マァちゃん
2
博学で口が達者でないとつとまらない仕事ですね。 この筆者は堅い系ですね。2013/07/10