中公新書<br> 孫子―「兵法の真髄」を読む

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中公新書
孫子―「兵法の真髄」を読む

  • 著者名:渡邉義浩【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2023/02発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121027283

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内容説明

二千年以上にわたり読み継がれてきた兵法と戦略の名著『孫子』。この古典を整理し、最も重要な注釈を付したのが三国志の英雄・曹操だ。本書は最初に、孫武と孫橳のどちらが著者かという成立の謎に挑む。そして曹操の解釈を踏まえて、合理性・先進性・実践性・普遍性という四つの特徴から読み解く。『孫子』が見抜いた、戦争や組織の本質は今の時代にどう生かせるか。巻末に『孫子』全十三篇の現代語訳を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

内藤銀ねず

21
これまで数々の孫子解説本を読んでみましたが、三国志研究の大家が書いたこの本は、とりわけユニーク。他の解説本では省略されがちな魏武注(曹操の解説)の方をメインで解説していて、曹操が孫子をどのように受容し活用したか詳細に書かれてます。そう、この本は三国志好きのための本なのです! というかこれまでの解説本がいかに魏武注に頼って書かれていたかが分かっちゃう、業界の人たちには非常に迷惑な本だと思います。ただし孫子の本文をある程度理解している人、三国志を通史で読んでる人向け。2022/12/30

Jampoo

18
現代に広く知られる「孫子」とは、春秋時代に孫武が記し、後に加筆修正されていったものを、三国時代に曹操がまとめた「魏武注孫子」である。 前半部でその成立過程を簡潔に追い、後半では孫子本文を解説している。 孫子や呉子の「兵家」達の考え方を「儒家」や「墨家」と対比しながら論じているのも面白い。 観念的な話も多い「孫子」はどうとでも解釈できる衒学と切り捨てられてもおかしくない。しかし現代でも人を惹きつけ軍人にも研究され続けるのは、そこに乱世を実際に生き抜いた曹操の実体験が息づいているからではないかと思わされた。2026/06/26

nagoyan

17
優。記憶違いかもしれない。嘗て読んだ中公文庫「孫子」に、著者が孫武か孫臏か定説をみないとあった。本書では銀雀山漢簡を根拠に孫武であるとする。こういうところに、学問の発展に寄与する偶然の発見の興味深い一例をみる。さて、本書は、三国志で有名な魏の曹操が孫子に付した魏武注に従いつつ「孫子」を読み解いていく。曹操は、当代一の軍人・政治家であり文化人。儒教的価値観から離れ、孫子がその基礎に置く老荘思想に忠実に、そして自身の豊富な経験に従って、深い理解で孫子を解釈する。本書において読者は、曹操の巨大な人格に接する。2022/12/08

さとうしん

17
『孫子』そのものとともに、『孫子』に注釈した曹操の『孫子』理解、ひいては曹操の軍事思想、『老子』なども含めた曹操の思想をも考察するつくりになっているのが面白い。魏武注以前の『孫子』の形態やテキストの校勘について触れている点もよい。2022/11/20

フク

15
〈「武」とは「戈」を「止」めることなのか。それを考えるのも、われわれ一人ひとりである。〉 図書館2026/01/08

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