キュリー夫人と娘たち 二十世紀を切り開いた母娘

個数:1
紙書籍版価格
¥3,410
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

キュリー夫人と娘たち 二十世紀を切り開いた母娘

  • ISBN:9784120056253

ファイル: /

内容説明

目 次

第1章 意志の力――ポーランドからフランスへ
第2章 科学と愛――希望と試練
第3章 第一次世界大戦――前線のマリーとイレーヌ
第4章 アメリカ――夢想を超えた啓示
第5章 ある女性科学者の輝きと黄昏
第6章 キュリー家の姉妹――暗闇から日の当たる方へ
第7章 第二次大戦の混乱の中で生き別れたイレーヌとエーヴ
第8章 冷戦下の軋轢で引き裂かれた家族
第9章 エーヴ・キュリー――亡くなった人たちへの誠実な行動
 謝辞

 訳者あとがき
 原注
 主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りえぞう

4
◎。偉人の伝記って、子供時代にたくさん読んだが、所詮は子供向けのダイジェスト版でしかないな、と思い知らされた。夫亡き後の不倫スキャンダル、そしてあまりにもひどいガラスの天井との戦い、女子教育への貢献、二人の娘たちの成功と挫折など、知らなかったことばかり。9.11のとき、次女のエーブはまだご存命だつたのだな。2023/12/17

Carol

1
「キュリー夫人」という名前は聞いたことがあっても何をした人なのかよく知らなかった。20世紀のはじめに女性が何か行動を起こすことはどんなに大変だっただろう。研究するだけでなく、その成果を人の役に立てようとして自分で何とかしちゃうとは。そして2人の娘がそれぞれ超有名人だったことも全く知らなかったので、びっくり。次女は最近までご存命だったんですね。世の中を動かした3人の女性の生き様。面白かった。でも、原書がフランス語の本なので、日本とフランスでこうも書き方が違うものかと思って、読むの疲れました(笑)2023/04/01

みっちゃんのパパ

0
マリーと二人の娘の生涯を描いたもの。キュリー夫人は夫と二人でノーベル賞を受賞した後夫の不慮の事故死の後一人再度ノーベル賞を受賞したこと位しか知りませんでしたが、ノーベル賞受賞後もフランスでは女性科学者が冷遇され財政的に困窮を極めた事、娘の時代それも戦後になり初めてアカデミー女性会員が認められた事など殆ど知りませんでした。また娘二人は第二次大戦から冷戦時代と思想信条が異なり姉の死後まで和解に至らなかった事、妹は約100歳まで生き母と父の国家的偉人としのて改葬に立ち会った事など壮絶な人生を送った事は驚きです。2023/09/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20513241
  • ご注意事項