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内容説明
東京証券取引所は2022年4月4日、足かけ5年も取り組んできた市場区分変更を実施した。だが最上位のプライム市場の上場企業数を絞り込むという目的はかなわず、ガバナンスに問題を抱える企業も放置されたまま。このままでは投資家の日本株離れは加速する懸念もある。玉石混淆の解消を狙った東証の改革案が頓挫した経緯を徹底検証。さらに、近い将来に上場維持が難しくなりそうな銘柄を探ったランキングなど必見のデータを満載した。
本誌は『週刊東洋経済』2022年4月9日号掲載の30ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。
目次
これでいいのか日本株
〔プロローグ〕東証改革 骨抜きの実相
INTERVIEW 「“裏口入学”が玉石混淆を招いた」(清田 瞭)
基準未達でもプライムに上場できる不思議
増殖するプライム落第企業
「適合計画書」提出551社を徹底分析
親子上場続ける困った面々
【独自試算】流通株式時価総額で上場廃止懸念のある企業
ここがダメだよ東証改革
INTERVIEW 「市場再編はスピード不足 株主の権利を軽視するな」(松本 大)
INTERVIEW 「上場企業数が多いほど儲かる構造に原因」(三瓶裕喜)
INTERVIEW 「取締役に株主の利益最大化を誓約させよ」(丸木 強)
INTERVIEW 「制度設計の速度を上げより柔軟に変えていけ」(氏家純一)
JPXの企業統治は課題山積
上場前から粉飾 「廃止」ためらう東証
東証 失敗と妥協の20年
〔エピローグ〕見放される東証