講談社選書メチエ<br> 日本人の愛したお菓子たち 明治から現代へ

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講談社選書メチエ
日本人の愛したお菓子たち 明治から現代へ

  • 著者名:吉田菊次郎【著】
  • 価格 ¥3,245(本体¥2,950)
  • 講談社(2023/03発売)
  • 師走の読書に!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~12/10)
  • ポイント 870pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065314302

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内容説明

甘くておいしい「スイートポテト」。いつ頃誕生したのか知っていますか? その原型ができあがったのは明治時代。文明開化で一気に流れ込んだ洋風の文化はお菓子にもしっかり影響を与え、和の素材サツマイモを使って洋風の技術を取り入れて出来上がったのが「スイートポテト」でした。
永遠のテーマ「あなたはきのこ派? たけのこ派?」でおなじみの「きのこの山」と「たけのこの里」。「きのこの山」誕生のきっかけは既に発売されていた「アポロ」の製造ラインを有効活用しようとした試作品でした。チョコスナックの時代を切り開き大ヒットした両者も90年代後半になると売り上げに陰りがみえはじめましたが、ライバル関係をあおった「きのこの山・たけのこの里総選挙」キャンペーンで意図的に注目をあつめ人気の回復に成功しました。
明治時代の洋菓子との出会いからスナック菓子、駄菓子やアイス類にマリトッツォといった現代のスイーツを網羅し、お菓子の誕生ストーリーや時代背景をつづります。私たちが歩んできた日本の文化史としても楽しめる一冊。
2023年、50周年を迎える名店「ブールミッシュ」。創業者の吉田菊次郎は戦後の製菓業界の第一線を走り抜けてきました。お菓子の生き字引ともいえる著者が、明治から現代までに流行してきたお菓子を紹介します。初めておこづかいで買った駄菓子、教室で友人と食べたスナック、どの世代の読者にもエモいお菓子がここにはあります。

【本書の内容】
第I部 戦 前
1 明 治──世界への仲間入り
2 大 正──大企業の確立期
3 終戦へ(昭和前期)──お菓子産業受難の時代

第II部 昭 和
4 昭和20年代──子供たちの夢を叶えるお菓子たち
5 昭和30年代──お菓子の持つハピネスを求めて
6 昭和40年代──若手パティシエ飛翔・スイーツ界に新風
7 昭和50年代──フランス菓子一辺倒からの脱却
8 昭和の終焉──スイーツのジャンルを次々網羅

第III部 現 代
9 1990年代──スイーツ文化の国際化&次々登場の流行菓
10 2000年代──スイーツ界も安心安全
11 2010年代──お菓子もフォトジェニックに!
12 今のお菓子たち

目次

第I部 戦 前
1 明 治──世界への仲間入り
2 大 正──大企業の確立期
3 終戦へ(昭和前期)──お菓子産業受難の時代
第II部 昭 和
4 昭和20年代──子供たちの夢を叶えるお菓子たち
5 昭和30年代──お菓子の持つハピネスを求めて
6 昭和40年代──若手パティシエ飛翔・スイーツ界に新風
7 昭和50年代──フランス菓子一辺倒からの脱却
8 昭和の終焉──スイーツのジャンルを次々網羅
第III部 現 代
9 1990年代──スイーツ文化の国際化&次々登場の流行菓
10 2000年代──スイーツ界も安心安全
11 2010年代──お菓子もフォトジェニックに!
12 今のお菓子たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鹿ノ子

8
お菓子大好き!という人には是非読んでほしい。明治から現在に至るまで、高級菓子からジャンクなおやつに至るまで、ものすごい数のお菓子が網羅されてます。戦前のカスタード禁止令とか、若きパティシエ達の試行錯誤など、初めて知ることもたくさんあって、最後はもはや懐かしくなりかけているマリトッツォ等でしめられてます。とにかく読んでいて幸せになりお腹がすきます。2023/11/09

高木正雄

4
明治から順に流行したお菓子、主に洋菓子とパンを振り返っている本。LOOKチョコレートがかなり昔からあるとは驚き。最近の流行のカラクリについても詳しく解説してあった2023/08/03

竜王五代の人

3
文明開化から2022年までの洋菓子・駄菓子・パンなどの広い意味でのお菓子の列伝。何度も何度も欧米からの取り入れの波があったり、上流の原材料メーカーの仕掛け、下流の広告業界の仕掛けと、流行りのシステム自体の移り変わりも。最近のお菓子には自分はうといなぁ。2023/10/31

takao

2
ふむ2023/04/22

お抹茶

1
この本を読めば誰しも懐かしのお菓子が見つかるはず。洋菓子だけでなく,大手製菓のロングセラー商品も網羅し,日本スイーツ市場の裾野の広さを実感する。日本洋菓子史図鑑のようだ。明治にはシュークリーム,プリン,チョコレート,ビスケット,カステラ,ドロップスなどが登場し,既に核ができている。昭和40~50年代にチョコボール,源氏パイ,あずきバー,たけのこの里,コアラのマーチ,うまい棒などのヒット商品が登場する。「本場のケーキ」も登場する昭和40年代が飛躍の時代かな。一方で,2010年代のお菓子は一過性が多い。2023/05/04

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