潮文庫<br> 牧子、還暦過ぎてチューボーに入る

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潮文庫
牧子、還暦過ぎてチューボーに入る

  • 著者名:内館牧子【著】
  • 価格 ¥929(本体¥845)
  • 潮出版社(2023/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784267023873

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内容説明

15 年前、重篤な病に倒れ臨死体験までした著者が、食生活全般を見直し、
自らおうちごはんを作るようになるまでを描いた同名単行本を文庫化──!

生きることは、食べること───。
エンディングノートより、レシピノートを書こう?

2008 年暮れ、雪の舞う岩手県盛岡市で、急性の動脈疾患と心臓病に襲われ、
13 時間に及ぶ緊急手術を終えて、意識不明の状態が2 週間も続き、
「死ぬのが普通という重篤な状況だった」という内館牧子さん。
その後、奇跡的に生還し、医師からは日頃の食生活の大切さを噛んで含めるように諭されたという。

“食は命” と知った内館さんの食生活は一変!
それまでの外食・美食三昧の日々から、自ら包丁を握り、だしをひき、ベランダで野菜やハーブを育て、おうちごはんを楽しむ毎日を送るように──。

そんな経験をもとに本書に紡がれた「体が喜ぶおうちごはんのありがたさ」
「病気を寄せつけない食べ方」等の内容は、
家庭料理の大切さや、食に対する考え方を見つめ直すきっかけとなるに違いありません。

巻末には「ばあば」こと料理研究家の鈴木登紀子さんとの対談を掲載し、
文庫版だけの特別企画として、NHK『きょうの料理』や『一汁一菜でよいという提案』の著書でおなじみの
料理研究家・土井善晴氏との対談も収録!!

【本書内容】
第一章 〝食は命〟と知る
「一本の点滴より一口のスプーン」
身にしみた「医食同源」
今、改めて「食べることは生きること」
「外ごはん愛」の女たち
おいしく豊かな水だし生活
牧子、還暦過ぎて油を考える

第二章 一回でも多く、楽しく食べたい
独りごはんに慣れるコツ
野菜はベランダで摘み、テーブルへ
残り物を「お洒落めし」に変身させよう
和食器の「見立て」にハマる
あんみつは和風スイーツ?
ごはん党も脱帽! 今どきのパン事情
節分に鬼もあきれるこの裏技

第三章 おいしさを増幅する〝懐かしさ〟
これまでの人生で、一番おいしかったもの
「男の料理」は非日常
初がつお 食べた時から初夏が始まる
泣けるほどおいしい飲み物があった
お弁当、詰めるはおかずか愛情か?
神は家族の膳に宿る

第四章 料理嫌いの〝おすすめレシピ〟
おいしくなる「ほんのひと手間」
ピンチを救った魔法の小びん
健気(けなげ)な母がよみがえる昭和の献立
春だけの宝石を味わい尽くす
飲める人にも飲めない人にも、おいしい秋
「能書き」は鍋の隠し味
第五章 〝元気で長生き〟のために、何食べる?
「重い女」脱出法とは? ―前編―
「重い女」脱出法とは? ―後編―
シニアよ、やっぱり肉食を
ただ一生懸命に作り続ける

対談1
料理研究家 鈴木登紀子さん

対談2
料理研究家 土井善晴さん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chie-don

20
タイトル通り、牧子さん、臨死体験をするほどの大病をして『食は命』と身にしみ、還暦過ぎて厨房に立つようになったとか。東北出身の方だからか、同じ大地に生えた者の感覚がわかる。東北の豊かで素朴な大地の恵み、海の幸…岩手出身のショウヘイ君を見よ!それにしても、宮沢賢治の『雨ニモマケズ 風ニモマケズ…一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ』とあるけど、大正時代の20代の女性も一日四合のお米を食べていたそうな∑(゚Д゚)…その地の民族にはその地の伝統食が一番体に合ってるのか。あとは旬のものを食べる、大事にしたい。2023/08/08

丸々ころりん

16
急性心疾患からの生還 まずは食生活改善 外食三昧の日々から,自ら1人ご飯 美味しく楽しい食卓作り。外に出るではなく人を招いての食事🍽️ 「出汁をひく」「旬」を食べる食事の大切にしたレシピ付き。巻末には,鈴木登紀子•土井善晴氏との対談収録。2023/10/14

うなぎ

12
本屋でたまたま勘で買ったら当たりだった。臨死体験するまでの大病になった著者が、お医者さんから点滴よりスプーン一杯口から食べないと元気になれないと言われて、荒れた食生活を見直すエッセイ。美味しそうなレシピが色々出て来たり、年配のマダム方の話題や関心が分かって面白かった。2023/08/09

カノープス

4
食エッセイ。大病を経て自らの食生活がいかに変わったかの記録だが、併録の対談二本が一番の読みどころになっていて、短いページの中にも数々の金言がある。あとがきにもあるが、本書での最大の収穫は【旬の物を食べろ】という真理である。これしかない。氾濫した情報の渦の中でこれほど明確に発せられた、名のある料理研究家達からの不変の真理。何を食べれば、何を作ればいいだろうか、という事から解放された非常にスッキリした気持ちだ。2023/03/22

niz001

4
こういう事やりたくても、働いてたらよっぽどじゃなきゃ出来ないよ…。自分もこないだ医者にマヨネーズ止められた。2023/03/21

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