学芸員の観察日記 ミュージアムのうらがわ

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紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍

学芸員の観察日記 ミュージアムのうらがわ

  • 著者名:滝登くらげ
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 株式会社文学通信(2023/02発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784909658937

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内容説明

山奥博物館で働く仲間たちは今日もお仕事に奮闘中!
ここはさまざまな役割を持った人が、日々働く、わりと大きな規模の公立博物館。展示をつくったり、 モノをあつめて、しらべて、整理したり…そんな学芸員たちは、どんな生き物なのか!? 学芸員ならではの悲喜こもごもをほのぼのとしたトーンで描く四コマまんが。

博物館の格好のお仕事案内であると同時に、学芸員になりたいと思う人のための本。書き下ろしで、学芸員の仕事がわかるコラム各種、四コマ「【外伝】学芸員の就活日記」なども収録しました。

SNSで連載中。待望の書籍化です!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

35
この本で、学芸員の方たちが具体的にどういうお仕事をしているのかがとてもよくわかるのですが、わかればわかるほど、こういう大事な仕事をされているのに、待遇が悪すぎると思えてならないのです。海外と比較して人数が少ないということもあって、ひとりで何役もこなさなければならないというところもあるし、展覧会直前などは泊まり込みで作業をしたりされています。それに、非正規雇用の方も多いというし、このお仕事が好きだからということに博物館や美術館が甘えすぎであるような気がします。2023/08/04

くさてる

27
動物に模したキャラで学芸員の生活をリアルに描く4コマエッセイコミックで、面白かった。可愛い可愛いしていない、どこかぎこちない描線が、内容によく合ってる。コラムの内容も分かりやすく、なるほどなーと思いました。良かったです。2023/05/07

ちぃ

14
◉国宝・重文には「展示は年間60日、移動は2回まで」というルールがある。だから前期だけ、後期だけの展示が多いんだなー。◉天然記念物も文化財。だからオオサンショウウオも文化財。2024/09/09

ぽけっとももんが

12
これは楽しい。博物館にお勤めの学芸員さんたちの様子をそっと垣間見る。「ミュージアムの女」と同じ雰囲気だなと思ったらあとがきでちゃんと影響を受けたとありました。とにかく愛が溢れてますよ。わたしはがさつだからぶつけたり落としたりしそうだ。ガラス越しに眺めるだけにしよう。美術館や博物館、わたしは大好きなのだけれども、行ったことがないひとは多い。行ったというと「すごいね」とか言われてしまう不思議。もっと気軽に行けばいいのに。そして入場料収入が上がればいいんだ。2024/01/21

hitotak

10
わりと大きな規模の公立博物館で働く学芸員たちの日常を、動物擬人化四コマ漫画で面白楽しく描いている。学芸員あるあるや一般人は知らないうんちくが語られる(文化財を触る時は白手袋ではなく乾いた素手で、とか)。学芸員になりたい人も多いと思うが、正規雇用で職に就くのはやはり狭き門らしく、就職するまでの苦労も描かれる。非常職で働く人も多いようで、やりがい搾取などという言葉も浮かんでしまった。子どもからのよくある質問、「これ何円するの?」は、大人も内心聞きたいよね…と思った。2023/09/03

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