井田家の40年 暮らしとお金のありのまま

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井田家の40年 暮らしとお金のありのまま

  • 著者名:井田典子
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 婦人之友社(2023/02発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784829210031

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内容説明

「新婚時代は月給だけでは足りなくて、貯金を取り崩してヒヤヒヤしながら生活していた」と明かす井田さん。そんな窮地を脱するべく始まった家計簿のある暮らし。以来40年、3人の子育てや5回の引っ越しによる、教育費や住宅ローンのピーク時の数字を本書で初公開。当時の住まいもオープンにしながら、井田さんが失敗して悩んだ経験から生まれた生活の工夫を、たっぷりと紹介します。
また、整理収納アドバイザーとして400軒以上の片づけを通して見えた、モノと時間とお金の関係。片づけ依頼者に共通するお金の悩みには、「お金の不安をなくすには、モノを整えることから」とアドバイス。モノと時間とお金が整えば、生活も心も軽やかにめぐると提言します。
60代として「これからは、終活ではなく今活です!」と高らかに宣言。今の暮らしの軸とは? 代謝よく身軽な、本当の意味での豊かな暮らしを見つめます。
「今」を大事に、前向きに生きたいと願う、すべての世代の方に読んでいただきたい1冊です。

目次

・はじめに

<序章>「モノのよどみ」は「お金のよどみ」
「お金がないんです」
片づかないのは、時間の区切りが曖昧だから?
時が止まった家
モノのよどみは時間のよどみ、時間のよどみはお金のよどみ
お金の不安をなくすには、モノを整えることから始めましょう
1日のめぐりをよくするための時間と心の使い方
「予算」という軸があれば、安心してお金を使えます
「ととのう」ブームに思うこと

<1章>これでいいの?わが家のお金の使い方
--家計簿はよき相談相手
「今が一番いい時」
1.わが家の「暮らしのサイズ」を決める
2.お金のことは数字で話す
3.数字におろすと不安が消える

<2章>お金もめぐる、39年間の家計の現実
--「住まい」と「教育」は家計という山歩きの難所
「家計」は上りあり、下りありの「山歩き」

1軒目
新婚時代を過ごした梨畑に囲まれた古い借家
【当時の家計簿より(1984年)】
夫の月給、ボーナスでも足りず、貯金を取り崩すことに

2軒目
長男誕生、子育て期が始まる
駅近の賃貸マンション
【当時の家計簿より(1987年)】
支出の上位3は「住」「職」「食」

3軒目
初めて購入した、丘の上の中古公団。
長女、次男が誕生
【当時の家計簿より(1995年)】
子どもが小さいうちはローン返済のがんばりどき

4軒目
子ども部屋を確保、小さな庭も。
公園の隣の新築戸建て
【当時の家計簿より(2008年)】
「教育費の山」と「住宅ローンの山」が重なる時

5軒目
長女夫婦、孫たちと同居始まる
終の住処の2世帯住宅
【当時の家計簿より(2021年)】
セミリタイアの家計には予算内で楽しみや自由も

<3章>60代の幕開け。今日1日をめぐりよく暮らすことから
夫婦2人の「定年後生活」シミュレーション
時間の余白、空間の余白
新しい趣味と夫婦の役割分担
ドラムとギター
夫のつくる麺ランチ
東京五輪2020でボランティア
忘れることを前提に「イマヤルノガ イチバンハヤイ」
自分をもてなして「快」をめぐらせる
独りよがり、ふたりよがりにならないために

<4章>今を大切にする「今活(いまかつ)」でもっと身軽で自由に
「今活」をすれば「終活」は不要です
本当の「子孫孝行」とは何でしょう
「決めグセ」をつけて迷いとさよなら
自然の一部として、循環の中で生きる
「4分の3」で暮らす意識を持つ
39年間にかかった純生活費の合計は?

・おわりに

・コラム
118年続く家計簿
母のフシギな家計簿
から揚げの後悔/豆乳わらびもち
5台目はコンパクトカー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カタコッタ

18
大好きな井田典子さんがますます好きになりました。何よりお書きになる文章が面白く、『婦人之友』を読んでいるかのようでした。私も子育て時代少しですが友の会にお世話になっていたので家計簿の大切さが身にしみています。家事家計講習会でのわが家以外での家計をつまびらかに見せて貰うのは意義ある事と今でも思います。井田家の40年の暮らしと家計、苦労しながら支え合う家族の物語ですね。『あさイチ』で北欧取材されたのを楽しみに見ました。お土産にしたのはお掃除用の小さなブラシひとつ。井田典子さんのけちん坊ぶりには笑いました。2023/09/01

カール

18
39年間ずっと家計簿をつけて、それを集計・分析をされているのが素晴らしい。朝イチでお見かけしてから、ずっとお手本にしたいと思ってきました。終活ではなくて今活という言葉が印象的。2023/01/08

ぽてちゅう

17
家計簿は家庭の歴史書。40年もの長い年月をここまで細かく数字を使って語れるのは、日々向き合ってきた家計簿あればこそ。本書は整理収納・片付けはちょっと隅に置き、井田家の家計・家族の振り返りがメインで私には的外れだったかな。「モノのよどみは時間のよどみ、時間のよどみはお金のよどみ」。モノと時間とお金は相関関係にあり、どれか1つ整えば他も整ってくるという法則。目に見えてわかりやすいモノから始めるのは理に適っている。生活の変化が起こりやすい3・4月はモノの要不要がよく見えそう。モノのよどみから着手してみようかな。2024/04/02

はこ

13
井田さんの本。やっと読了。先日講習会に参加し様々なことを聞かせていただきました。ほぐして整えてめぐりよく、理想なんだけど実際はなかなかできない。でもまずどこか一ヵ所から始めようかな。お金のことも赤裸々に綴られていました。私も家計簿つけてますが、まあ、こればかりは人それぞれだなーと。2022/11/07

nao.

9
家計簿って続かないのよね…反省。終活ではなく今活というのはいい。今を楽しむために家計管理も片付けもがんばろう。2023/06/03

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