天国からの宅配便 あの人からの贈り物

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天国からの宅配便 あの人からの贈り物

  • 著者名:柊サナカ【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 双葉社(2023/02発売)
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  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575246049

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内容説明

大切な人へ、あなたが最後に贈りたいものはなんですか? 依頼人の託された遺品を届ける「天国宅配便」の配達人が贈る心温まる感動の物語、待望の続編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

110
シリーズ第2弾でしたが、全体的にちょっと薄味傾向だったかなと。前作の流れはしっかりと継承されてはいるものの、天国からの宅配便のパンチの強さ、インパクトはちょっと物足りなく思えなくもないかなと。カメラの話と園芸の話はココロにグッときましたが、他の話は自分的にはあまりひきこまれませんでした。この流れだときっと次作もあるんだろうなと。登場人物、皆が結果してそれほど印象的ではなかったのがやっぱり一番残念でした。サラサラと読むにはちょうどいい作品かと思います。いい話なコトは間違いないので、キモチが穏やかになれます。2023/04/26

Ikutan

78
ご依頼人の遺品をしかるべき方のところへお渡しする天国宅配便。配達人は、受取人が拒絶しても、粘り強く説得する七星さん。第2弾の今回は、四つのお話。転売人の元に届けられたカメラをめぐるお話。海外から依頼を受けた判読できない手紙に込められた思い。植物を愛する名家の子息と女性造園庭師の物語。そして最後は、七人の魔女から贈られた、孫の大きな夢の誕生日のプレゼント。どのお話も贈る人たちの思いやエピソードにほっこり心が温まる。ヒスイカズラ調べてみたよ。実物みてみたいな。七星さんの『おひさま満腹教』っていいね。続編希望。2023/05/06

chimako

77
シリーズ2冊目。ハッピーエンドばかりじゃない。が、どのお話も良い終わり方。死に行く人からの預かりものを届ける天国宅配便の配達員七星さんの佇まいがとても良い。押し付けがましさはないが簡単には引かない確固たる信念が宿る制服姿。カッコいい。その七星さんが届ける遺品にまつわる物語。途中ちょっとまどろっこしいと思う場面もあるけれど、温かくしっとりと、優しい人になれそうな気になる。自分は死んだ後に届けたいものは何もない。元気なうちに自分で処分したり分けたりしたいと思っている。七星さんには会いたいけれど、残念ながらね。2024/03/15

花ママ

72
〈天国からの宅配便〉の続編。4編からなる短編集。天国の宅配便は遺品を配達するサービスで、今回も七星律が配達する。まずまずよかった。4編の中で好きだったのは、男勝りで実直で植物が大好きな造園師岩子と、大温室を持つお金持ちの息子との、淡く切ない恋、最後に岩子に届いた贈り物に泣かされた「最後の月夜を君と」と、ネグレストの親から逃げるように、1人暮らしのおばあさんの家を毎日替わりで渡り歩き、世話になっていた女の子に届いた贈り物「わたしと七人の魔女」次回続編が出たら、また読みます。#NetGalley JP2023/02/22

よつば🍀

64
「父とカメラと転売人」「七十八年目の手紙」「最後の月夜を君と」「わたしの七人の魔女」四話収録の連作短編集。シリーズ第二弾となる本作もしみじみと良かった。ファンタジーを思わせるタイトルだが、その要素は全くなく、今を懸命に生きている人たちに寄り添った物語だ。お涙ちょうだい的な空気にならず、淡々と描かれているのがいい。『天国宅配便』の配達人が、依頼人から生前に託された遺品を受取人に配送する。故人の想いが込められた小包に感涙。今はもう会えない人達から届く贈り物は愛と優しさに満ちていて、いつまでも幸せの余韻が続く。2023/04/24

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