歌集シンデレラボーイなんかじやない

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歌集シンデレラボーイなんかじやない

  • 著者名:小早川忠義【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 喜怒哀楽書房(2023/02発売)
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  • ISBN:9784897096599

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内容説明

馬鹿ならば馬鹿とでも言へ ――青春時代の大半を費やした短歌という形式にけじめをつける

1989年からの8年間、並びに2010年の約1年間の間に詠まれ、まとめられた短歌の作品群を収録。

潰れぬ幸食はれぬ不幸併せ持ちトマトは坂を転がり続く
少年は男とならむ吸ひ差しの煙草の匂ひゆるくまとひて
街中に種と見紛ふ石ころの芽を生やさむとする振りをせり
埋めらるるものを待ちゐてぽつかりと穴貪欲に己を開く
半月の形にあらず幼子はこれは西瓜ぢやないと泣き初む

【著者】
小早川忠義
1969年11月生まれ。
1989年短歌を詠み始める。
1996年短歌を辞める。
2006年俳句を詠み始める。
2008年『童子』入会。辻桃子に師事。
日本伝統俳句協会所属。

句集に『光れ光れ』

目次

転がるトマト(初期歌篇 雑歌)
答案の束
ことばなくとも
小さき狂言師
シンデレラボーイなんかじやない
水しぶき
背もたれの無き椅子(二〇〇六年)
程良き狭さ(二〇〇七年)
ほろろと溶けて(二〇〇八年)
免罪符(二〇〇九年)
あとがき

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