内容説明
【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
まんがで読むおもしろ植物観察の入門書。
植物について知りたいと思うとき、何から始めますか?
目につく植物の名前を図鑑やネット、
時には、植物の名前を調べるアプリで、検索したりするかもしれません。
しかし、植物は、生えている環境によって、姿形を変えていきます。
掲載されている写真と全く同じものは、なかなかありません。
そもそも、その植物が、どの植物のグループなのかわからないと、
膨大な情報の中からやみくもに探さなければならなくなります。
この本は、まちなかの植物のおもしろさを伝える伝道師、
植物観察家の鈴木純先生が主催する
予約が取れない植物観察講座の内容をベースに、
新たな植物の楽しみ方を、ギャグ満載のまんがで紹介しています。
単に植物の名前と特徴を覚えるだけの植物観察から、
1.AIに頼らずとも、葉や花の様子から、植物の種類や名前を類推できる
2.植物のおもしろい生態をじっくり観察できる
3.春夏秋冬、季節ごとに表情を変える植物の定点観測も楽しめる
そして最後は、すてきな植物の世界にどっぷりはまれる、そんな読む植物図鑑です。
本を片手に、まちの植物を観察しながら、
10分の道のりを、100分かけて楽しんでみませんか?
※この作品カラーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつこ
32
散歩をしながら植物観察をする。でもそれって花?草?と、思っていたらこの本では「木」とのこと。それもそうね、毎日のように見ている樹木だけど、名前を知らない。聞いても答えられる人は限られてしまう。だから、この本、「あ!そういう名前なのね。聞いたことはあるけど、どれのことかわからなかった」し、葉っぱの数が多くても一枚と数えられたりして、驚嘆すること多し。監修の先生とイラストレーターの二人のやりとりがよい。パート2的な本、出るといいな。2023/05/29
ひめぴょん
16
知って見ることで植物を楽しめるようになる。ただの「背景」だったものが視界に入るようになる。 名前を知っていても、葉の特徴など知らないことはたくさん!同じ場所で植物を観察することを勧められています。そういう観点では家の庭にいろいろなものを植えて毎日眺めるのが一番!花とか特徴のある時期しか知らないのでなく、そうでない時期についても見ることで、植物の四季折々の変化を知ることは巡る季節の移ろいを感じるよすがにもなります。植物の分類に関わる用語は理科の授業のようでもありましたが、そういうことを知ることで新たな見方→2023/08/14
Bridge
8
まるで自分が観察会に参加したかのような感覚になる本。監修の鈴木純さんから「植物を見る感覚をつかむ」がテーマのお話を聴いて、早速読んだ。講演会ではメモを取り損ねた言葉も掲載されていて助かる。ふだん、1人観察会(さんぽとも言う)を楽しんでいる人は、その楽しみが倍増すること請け合い!2023/03/13
Mマジパン
3
植物観察家の鈴木純さんのマジメな解説をド素人の漫画家カツヤマケイコさんと編集者の人がギャグを交えながら聞くという構成。硬くなりがちの植物学上の言葉が、わかりやすく入ってきて、観察するうえでの着眼点がわかる。代表的な植物の図鑑のような解説も良い。普段見かける街中の植物の名とエピソードが少しでもわかることは嬉しいことだと思う。2023/08/02
もちお
2
ダーウィンが来たを見て購入。道端の植物について知りたいと思いながら図鑑を買ってみても、なかなか活かすことができずにいました。植物の「見方」を教えてくれるので、この本と小さな図鑑を持って歩いてみようと思います。2023/11/30