青春新書インテリジェンス<br> 人が働くのはお金のためか

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader

青春新書インテリジェンス
人が働くのはお金のためか

  • 著者名:浜矩子【著】
  • 価格 ¥1,089(本体¥990)
  • 青春出版社(2023/02発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784413046527

ファイル: /

内容説明

グローバル化の進展とともに富の偏在は進み、「21世紀の資本」は凄まじい規模と速度で国境を越え、暴利をむさぼる。富裕層の不労所得が増大と集中をする一方で、経済格差は広がり、「使い捨て型」雇用は増え、働く人々に貧困が忍び寄る。経済活動は人間の営みである。人間の営みである以上、経済活動は人間を幸せにできなければいけない。多少なりとも人間を不幸にするようであれば、その営みは経済活動ではない。一見、経済活動であるかに見えても、人間を不幸にし、人権を侵害するようであれば、その活動は経済活動ではない。21世紀の労働者たちの窮状、「働き方改革」の正体、労働観の歴史的変遷、偉大な思想家たちの労働に対する考え方……etc.マクロ経済学・国際経済学・国際金融が専門の著者が、そもそも「人はなぜ働くのか」、探求の旅に出る。今、その時が来た――。<目次>序章 ―――「21世紀の労働」に目を向けるわけ第1章―――湧き上がる「人はなぜ働くのか」論第2章―――2つの「人はなぜ働くのか」論を比べてみれば第3章―――日本の21世紀の労働者たちが当面している状況第4章―――かつて人々はどう働いていたのか終章 ―――「21世紀の労働」を呪縛から解き放つために(本文より)野生化した〝主義なき資本〟に対抗するには、今日の労働もまた、あの当時とは異なる形で防備を固め、攻めの構えを整えなければならないだろう。つまり、「21世紀の資本」なるものが出現していて、その生態に焦点を当てた画期的著作が書かれている以上、それと対をなす姉妹編として、「21世紀の労働」が書かれるべきだと考えられるのである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雨巫女。@新潮部

10
《私-図書館》読んでいて、よく理解できなかった。2023/10/08

coldsurgeon

5
働き方改革が提唱されているが、その真の意図は何であろうか。野生化した21世紀の資本が求めている21世紀の労働は何かと問う。労働に対する正当な報酬を求めず、ひたすら働くことそれ自体に内在する生きがいとやりがいを探し求める人を求めている。やりがい詐欺に引っかかる人々を求めているという。承認欲求に躍らされず、働く意義に惑わされず、経済活動をしていかなければならない。2023/03/29

3
現代のやりがい詐欺、古代ギリシャ時代は働く事は労苦(余暇こそわが命、高等遊民族)、ユダヤ教やキリスト教は、働きたくない者は食べてはならない。聖パウロはテント作りの職人だった。そしてイエス・キリスト自身も大工だった。びっくり😅 中世はみんな家内工業だったが、近代以降産業革命が進展すると家内工業時代の職人から工場労働者とかわっていく。最初に真面目にコツコツ働いたユダヤ教の人達がきっと資本家になってるんだ、トマ、ピケティさんのどうやっても資本家が富を集中して得るになっちゃうのねと変に納得した。私には難しかった2024/02/29

Masataka Sakai

1
安倍さんが亡くなって寂しそうです2023/07/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19863387
  • ご注意事項