世界史を変えたスパイたち

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世界史を変えたスパイたち

  • 著者名:池上彰【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2023/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296001422

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内容説明

スパイオタクな池上さんが初めて解説。
ロシアウクライナ戦争、米中対立にもつながる現代史の裏側とは?

東西冷戦が終わった時、「これでスパイ小説の書き手は失職する」と言われました。
ところが、米中対立やロシアのウクライナ軍事侵攻をきっかけに「新しい冷戦」という言葉が生まれます。
東西冷戦が終わってもスパイの存在はなくなりません。
むしろITやAIを駆使することで、情報をめぐる争いは一層激しくなっています。

・ロシアがハイブリッド戦を駆使できなかったわけ
・ロシアで神格化するスパイゾルゲの存在
・イランの核施設を破壊する驚くべきサイバースパイ
・スパイランキング上位 北朝鮮のスパイ事情
・日本のインテリジェンス能力はいかほどか

目次

第1章 ウクライナをめぐる諜報戦
第2章 スパイとは何か ゾルゲ、キム・フィルビーら、スパイの肖像
第3章 東西冷戦時代のスパイ合戦
第4章 スパイ時代の終焉とサイバー空間での攻防
第5章 日本、アジアのインテリジェンスの実力とは

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

livre_film2020

46
歴史的大事件における、米露中心のスパイ活動について書かれている。現在最強と謳われるイスラエルのモサドの存在が、少年漫画のシークレット組織みたいでワクワクする(やってることは汚い部分もあるが)。中国•北朝鮮•韓国のスパイ活動についても触れられている。こんな陰謀渦巻く世界で、スパイやサイバー活動に弱い日本がどうやって生き抜くのかさっぱり分からなくなった。何かの事件には必ず裏がある。もしかすると、今起きてる小さな事件も何かスパイ活動の一端かもしれない。色々なことに思いを馳せられる良書だった。2023/05/10

ごへいもち

27
ロシアのウクライナ侵攻を責める資格があるのかと思うようなアメリカなどの過去の犯罪。こうしてみると日本って稀有な国だなぁと。読んでよかった。今年のベストテン入り。知らなかったことばかり→金大中は東京のホテルで反対勢力に拉致された後、海に沈められる直前にこれを知ったCIAの意向を受けた自衛隊機が超低空飛行をして警告したため助かった。2023/04/09

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

26
近現代史の背後にあるCIAの活動から現在のサイバー空間での攻防まで幅広く扱われていて興味深い。必ずしも報道されるわけではない諜報活動などの裏の部分を読み解くことは、歴史の真実を見るのに重要なことだと思う。一方、この本は様々なソースから集めた情報の羅列が多く、掘り下げ方はあまり深くはないように思った。それでも、今の世界で起きているウクライナ情勢やロシアの諜報活動、北朝鮮の行動にいたるまで多くの示唆を与えてくれる本ではある。2023/03/25

hideo

22
KGBあがりのプーチンはこの戦争をどう終結させるつもりなのだろうか?昨今中国の「千人計画」と思わわれる産業スパパイが逮捕されたが、入国してしまえば、危機感が乏しい国の日本人はあまり疑わない。相当情報漏洩していると思うと空恐ろしくなる。2023/06/18

ホシ

16
池上氏のスパイ入門書。世間知らずのお人好しで頭がお花畑の私は読んで目眩がする思いでした。世界情勢の裏側ではこんな事が行われていたのかと。ネット上には都市伝説めいた陰謀論が跋扈していますが、あながち嘘でもないのかなぁ(←呆)。1~2章がスパイの概要、3~4章が冷戦期のスパイ活動と終焉および以降、5章が東アジアでのスパイの実相という構成。スパイは無関係ではなく、これからは一人ひとりがインテリジェンス能力を高め、防諜に努めるべきというのが氏の主張です。スパイはともかく情報を見極める能力は確かに必須ですね。2023/06/06

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