スーパーの神様 - 二人のカリスマ(上)

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スーパーの神様 - 二人のカリスマ(上)

  • 著者名:江上剛
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • PHP研究所(2023/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569902708

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内容説明

慎重な男は、時代を変えた。戦後の日本を「一商人」として生き抜いた男、藤田俊雄。商人でもあった母の教えを胸に、復員後、東京・北千住で義兄とともに洋品店を営むことに。儲けを最低限に抑え、客を第一に考えたその店は、食料品等も扱うなど業容を広げ、「スーパーマーケット」という新たな形態へと変貌を遂げていく。イトーヨーカ堂創業者・伊藤雅俊氏等をモデルに、流通の頂点に立つ男たちの姿を描いた傑作ビジネス大河小説。『二人のカリスマ(上)』を改題。 〈目次〉第一章 焼け跡 第二章 商人になる 第三章 商人修行 第四章 スーパーマーケット 第五章 アメリカ 第六章 チェーンストア化 第七章 驚異の躍進 第八章 コンビニエンスストア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

PEN-F

37
終戦直後の荒野と化した東京で屋根もない1坪程の店舗から始ったイトーヨーカドーの歴史が詰まっています。最近、店舗の大量閉鎖へと追い込まれたイトーヨーカドーだけに読んでいて感慨深いものがありました。これも時代の流れというものなのか? でも我が街にはもともとイトーヨーカドーがないから悲しみたいけど悲しめないのが現実。2023/03/21

nishiyan

10
イトーヨーカドー創業者の伊藤雅俊をモデルに描いたビジネス小説の上巻。復員後、母と異父兄の教えを守り、受け継いだ洋品店をスーパーマーケットへと発展させていく様は興味深かった。復員直後にライバル二人と出会わせる演出は効いていて、ライバルが価格破壊と文化創造を体現する中で、主人公の俊雄が迷いながらも原点に立ち返って手堅く、商売を広げるのは心地良かった。そして鈴木敏文をモデルにした大木将史との出会いと彼との関わりは二人の考え方の相違といい、不穏なものを感じるのだが…。下巻はどうなるか。2025/11/20

Mark X Japan

10
まさに、終戦後から裸一貫で大手スーパーを築き上げていくサクセスストーリーは、読み始まったら止まらないです。慎重さや地域との関係に、創業者の人柄が表れています。☆:4.52023/03/26

hiyu

5
あの有名なスーパーの歴史そのものをみている感覚。個人としてはとみゑとや貞夫薫陶を受けた保夫の存在が非常に重く感じる。陰になり日向になり敏雄を支えてくれている。ある意味自分の理想。2023/09/06

aotake_1103

4
カナダACTがセブン&アイに買収提案しているニュースをきっかけにイトーヨーカ堂創業者をモデルにしたこの小説を読んだ。江上剛氏の本は初めて読みましたが、めちゃくちゃ勉強になる本でした。読みながら、参考になったページにふせんを付けていったら、ふせんだらけになるくらい。完全なビジネス書ではあることだけど、小説でこんなことは初めて。面白くて勉強になるって最高!次は『コンビニの神様 二人のカリスマ下』を読もう!2025/03/08

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