内容説明
宮崎の山奥に異動になっていた山本猛元店長が、 三年ぶりに、吉祥寺本店に店長として復帰した。 張り切る店長だが、相変わらず、人を苛立たせる天才だ。しかし京子は、心の中で「お帰りなさい」とつぶやいた。そんな中、本や書店を取り巻く環境はますます厳しくなってきたが、 それでも京子は、新人作家の才能に出逢い、打ちのめされ、 好きな作家の新作に心躍らせ、時には泣き、笑い、怒り、日々戦っています。スタッフの磯田さんや、覆面作家だった大西先生や神楽坂で小料理屋を営む親父さんや、優しき先輩たちに、応援を受けながら――。2020年本屋大賞にノミネートされ、本を愛する人々を興奮と感動に巻き込み大ロングセラーとなり、今なお売れ続けている『店長がバカすぎて』、熱望の第2幕。 今を懸命に生きる私たちの特別な物語。とにかく文句なしに面白い!! 店長、ますますパワーアップ。小説と書店の未来を、仕事の意味を、生きる希望を改めて深く問い直す、第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
785
続編が出るとは思っていなかった。この手の、笑いを取る作品は、あまり長く続けると、だいたいギャグのキレがなくなり、人情系やシリアス路線に、少しずつシフトチェンジしていく。この作品も、今回はある程度の水準をキープ出来ていると感じたが、次あたりは少しテンションダウンしそうな気配がある。スラップスティックなテイストこそが持ち味だと思うので、普通のお仕事小説にはならないで欲しい。もう少し、しっかり読み込むと、笑いばかりではなく、気づけなかった伏線や、仕掛けがたくさんありそうなので、時を置いて再読するかも。2022/09/28
starbro
642
早見 和真は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。『店長がバカすぎて』第2幕、読みました。面白くなくはないですが、二番煎じ感が強すぎて、「著者がバカすぎて」って感じでした(笑) 本作よりも作中作「スティフーリッシュ・ビッグパイン」を読んでみたい。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=68252022/10/09
ベラ・ルゴシ
499
とっても面白かったですよ。前作に比べてパワーアップしてますし、こちらも1作目の免疫がありますからてんかいがお約束のように読めます。伏線らしき単語や文、辞書や辞典やルビ(フリガナ)の特徴もキレキレです。ライトノベルを超えてギャグ漫画の域に達しました。この小説(2作目、新!店長がバカすぎて)を一言で表現するならば3作目「さらば!…」への壮大な前説でしかありません。嗚呼、早く3作目が読みたい。ミステリー要素もあり伏線回収も上手く繋がり実によくできてました。難しいことは抜きにしてお読みください。お勧めできます。2026/01/17
はにこ
476
相変わらず店長が食えない奴だ。京子のみならず私も十分翻弄されてしまった。特に第5章は「何を読まされているのか?」となった。仕掛けがあって面白かった。早見さんは、イノセントデイズのような暗い話からこのシリーズまで振り幅すごい。そして出版業界への想い、小説家としての決意のようなものを感じられた。2022/11/16
Karl Heintz Schneider
450
ついに、あの男が帰って来た!全店員の期待(失望?)と称賛(嘲笑?)を一身に集めて。その男の名は、山本猛。谷原京子は吉祥寺にある武蔵野書店に勤める書店員。天敵である元店長・山本猛が宮崎支店に転勤となり、束の間の平和な日々を送っていたが・・。地方の別店舗でもまれて、少しは丸くなったかと思いきや、さらにパワーアップして帰って来たこの男に翻弄される悪夢の日々が始まった。バカだけど、どこか憎めない店長。京子も心から嫌いではないと思う。バカな子ほど可愛いと人は言う。バカな店長ほど可愛い?(笑)2022/11/10
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