内容説明
日本における電極式調理の開発・利用の歴史、実験教材としての教育活用、再現実験および科学的な性能評価の3つの視点からそれぞれ調査・研究し、得られた知見をまとめた一冊。
目次
第I部 歴史編
第 1 章 電極式調理の草創期
第 2 章 阿久津正蔵による電極式炊飯器搭載の陸軍炊事自動車の開発
第 3 章 終戦後の家庭用電極式炊飯器
第 4 章 電極式炊飯器の開発史における阿久津正蔵と日高周蔵
第 5 章 終戦後の電極式パン焼き器による電気パン
第 6 章 電極式の炊飯器とパン焼き器の普及度
第 7 章 電極式パン焼き器での事故
第 8 章 現代の電極式調理パン粉製造
第 9 章 電極式調理のレトルト食品への応用
第II部 教育編
第 10 章 電気パンの教育活用の歴史
第 11 章 大学教職課程「理科教育法」授業への電気パン実験の活用
第III部 科学編
第 12 章 電極対向立置型の電極式パン焼き器の特性(薄力粉液状生地のふくらし粉パン)
第 13 章 電極対向立置型の電極式パン焼き器による炊飯と炊飯時の電流特性の検討
第 14 章 電極対向立置型と底面設置型の電極式炊飯器での水道水による炊飯の再現実験
第 15 章 電極対向立置型の実験用パン焼き器の電極素材および模擬練りパン(薄力粉の練り状生地)の電流特性の検討
第 16 章 電極式パン焼き器(対向立置型)によるイースト発酵生地(強力粉練り状)の電極式パン粉用パンと食パンの作成および電流特性の検討
第 17 章 電極式ホットケーキおよび卵を泡立てた生地(薄力粉)による電極式スポンジケーキの作成と電流特性の検討