内容説明
認知症の鑑別診断のための受診は、当事者らにとって人生の岐路であり、医療機関の対応によりその後人生は大きく変わる。本書では多くの実態調査を通して構築したソーシャルワークの受診・受療援助モデルについて詳細に解説している。
目次
序 章 本研究の背景と概要
第一部 医療機関での受診・受療に対する認知症のある人と家族の願い
第一章 医療機関での受診・受療における認知症のある人と家族の願いに関する文献的検討
第二章 医療機関での受診・受療における認知症のある人と家族の願いに関する検討
第二部 医療機関の診療体制ならびに連携担当者の実践すべき援助業務に関する実態調査
第一章 地域包括支援センターの専門職からみた医療機関の連携担当者による受診・受療援助の状況
第二章 認知症疾患医療センターの連携担当者を対象とした鑑別診断前後の受診・受療援助の状況
第三章 認知症専門医のいる医療機関の連携担当者を対象とした医療機関の診療体制と受診・受療援助の実践状況
第四章 認知症のある人と家族からみた医療機関における診断後支援の状況
終 章 認知症が疑われる人に対する受診・受療援助の実践モデルの検討