内容説明
植物の生存のために作り出された物質や香り、味、色が人にもたらすものとは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taraimo
20
花時計の時間の流れとともに咲き代わる花たちを、いつか眺めて一日を過ごしてみたい。音ではなくワサビの香りが火災を知らせる発想にハッと。品種改良され味や見た目も整う野菜、水分を与えず我慢させて出来上がるスイートトマトに心が痛み、昔ながらのトマトも気になります。植物の視点で、その言い分に耳を傾けると楽しい発見があり、人間が憐れむ以上に、植物ならではの立場を有効活用し、他の生き物との友好関係を築き、時には潜在する毒性で抵抗したり、賢く生きる彼らが頼もしい。そして、私たちは多角的に恩恵を得ていることに気づきます。 2024/01/24
だいだい(橙)
8
途中までは面白かったんだけど、うーん、止まってしまいました。ごめんなさい。2023/05/28
はな
1
前半は、読めば読むほど、なにか 届かない 自然の摂理というか、かなり行き過ぎたところまで、人間はすすめてしまったのか という感覚。 内容はわかりやすくおもしろかった。 2024/02/17
かおり
0
読んでて著者の方の植物愛が溢れてきた▼葉の色はなんで緑なのか、果物はなぜ色鮮やかなのか、植物が動く必要がないのは何故か。読む前よりも植物に対して敬愛の情が湧いてきた。2024/01/16