脂肪乳剤ナビゲータ

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脂肪乳剤ナビゲータ

  • 著者名:井上善文
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • フジメディカル出版(2023/02発売)
  • ポイント 36pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862702517

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内容説明

●日本製の脂肪乳剤がなくなってしまうかもしれない!

●そんなことにならないよう、医療現場でしっかりと、きちんと、脂肪乳剤を使うための手引書

●脂肪乳剤の歴史から、代謝と特徴、適切な投与と管理など、基本から実践までを詳述

●目次を見渡して自信がない項目があるなら、ぜひ読んでください

目次

プロローグ:なぜ,日本では脂肪乳剤が使われないのか?その問題点と対策

第1章 脂肪乳剤に対する日本の医療者の考え方と脂肪乳剤の歴史

【1】日本の栄養管理の現状と脂肪乳剤

【2】現在の日本の脂肪乳剤使用における問題点

【3】日本への静脈栄養導入の歴史

【4】現在の日本の医療従事者の脂肪乳剤に対する考え方

【5】脂肪乳剤開発の歴史

《1》世界初の脂肪乳剤は日本で開発された

《2》イントラリピッド:Intralipidの開発と日本の対応,日本製脂肪乳剤

【6】脂肪乳剤の現状と,われわれがなすべきこと

第2章 日本では脂肪乳剤はどのくらい使われているのか?

【1】脂肪乳剤に関する全国アンケート調査結果

【2】脂肪乳剤の使用状況に関する調査結果

【3】調査結果からの,本邦における脂肪乳剤使用状況についての推察

第3章 脂肪乳剤とは(代謝,製剤の特徴)

【1】脂肪乳剤とは

【2】人工脂肪粒子の血中代謝

《1》トリグリセリド値が異常高値,なんと850mg/dL!

《2》脂肪乳剤の粒子は網内系細胞に取り込まれるのか? 加水分解されるのか?

《3》人工脂肪粒子はカイロミクロンと同じように血管内で代謝されるのか?

《4》日本人における脂肪乳剤の安全な投与速度の決定

【3】卵黄リン脂質の代謝

【4】脂肪乳剤中のリン

【5】脂肪乳剤中の大豆タンパク

【6】脂肪乳剤中のビタミンK

【7】脂肪乳剤中のフィトステロール

【8】脂肪乳剤中のビタミンE

【9】脂肪乳剤使用上の問題点 -添付文書から考察する

第4章 脂肪乳剤を投与する目的

【1】必須脂肪酸欠乏症(essential fatty acid deficiency:EFAD)予防のため

【2】有効なエネルギー源であるから

【3】脂肪肝(fatty liver)の抑制

【4】NPE/N比の調整

【5】CO2発生量の低減

【6】高血糖の予防

【7】末梢静脈栄養における静脈炎の予防

第5章 脂肪乳剤の投与方法・管理方法

【1】脂肪乳剤の投与速度

【2】脂肪乳剤はどのくらいの量まで投与できるのか?

【3】10%製剤と20%製剤,どちらを選択する?

【4】投与経路の選択

【5】脂肪乳剤をTPNラインに側注の形で,TPN輸液と並列で投与できることを証明した実験について

【6】脂肪乳剤をTPN輸液投与ラインに側注する場合,両者はほとんど分離して流れる

【7】参考:過去の脂肪乳剤の投与方法について

【8】さまざまな薬剤とイントラリポスとの配合変化のデータが必要

【9】脂肪乳剤の投与経路について

《1》DEHP〔di-(2-ethylhexyl) phthalate;フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル) 〕

《2》ポリカーボネート

第6章 脂肪乳剤投与と感染

【1】脂肪乳剤を投与した場合にはカテーテル関連血流感染症発生頻度が高い?

【2】脂肪乳剤中での微生物増殖に関する報告

【3】脂肪乳剤中での微生物増殖に関する実験

【4】脂肪乳剤の投与に使用する輸液ラインの交換頻度について

第7章 長期間、CVポートから脂肪乳剤を投与すると,カテーテルが閉塞する恐れがある!

【1】長期CVポート使用症例における脂肪乳剤関連閉塞物の解析

【2】脂肪乳剤に関連した閉塞物が形成されるメカニズムについて:閉塞症例の解析より

【3】ヘパリンロックが脂肪乳剤を凝集させてCVポート閉塞の要因となる!

ほか

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